‘目頭切開’ カテゴリーのアーカイブ

症例写真【全切開重瞼術と目頭切開手術 ③】

2015年12月10日 木曜日

坂クリニック・木下です。

『全切開重瞼術と目頭切開手術』の

3回目は、術後 7ヵ月時の写真を紹介します。

     2回目はこちら

     1回目はこちら

 

下に掲載した4枚の写真のうち

上の2枚は比較用の術前写真です。

2枚目のシミュレーション時の写真は

蒙古ヒダを内側に寄せるようにテープを

貼り、手術後に目が開けやすくなることを

想定して、目を大きく開いてもらった状態で

撮影しています。

PreOP simulation_ PO7MO PO7MC

 

気にされていた皮膚のだぶつきが

なくなり、二重のラインも1本に

まとまりくっきりしました。

最初から大きな変化を望まれていなかった

ために目頭切開による変化はわかりにくい

かもしれませんが、目と目の間の距離や

内側の白目の露出範囲はほぼシミュレー

ションどおりに仕上がっています。

内眼角間距離は目標34mmでしたが、

きちんと34mmで落ち着きました。

 

皮膚のだぶつきや蒙古ヒダの存在は

目を大きく開こうとする際に制限を

加えている場合があります。

今回の手術ではそのどちらの制限も

軽減させたため、手術後の写真では

目が大きく開いているのがわかると

思います。(無理せずらくに目を開いて

もらった状態で撮影しています。)

 

傷あとについては、前回紹介した

1.5ヵ月時よりも周囲の色素沈着が改善

したため、より自然で目立たない状態に

落ち着いています。

症例写真【全切開重瞼術と目頭切開手術 ②】

2015年12月9日 水曜日

坂クリニック・木下です。

前回に続き、

全切開重瞼術と目頭切開手術の

症例写真を紹介します。

 

ところで、

目頭切開手術は蒙古(もうこ)ヒダ

の影響で目と目の間が離れて見える

場合などに、その距離を短縮させる

手術です。

短縮させすぎると違和感を与える顔つきに

なるため、手術前には患者さんの希望を確認

しながら慎重にシミュレーションしています。

(といっても、アナログですので写真のように

テープを貼って鏡で確認の繰り返しですが・・・)

simulation_

今回は術前の内眼角間距離(両目頭の

切れ込み先端を結んだ距離)が36mm

でしたが、シミュレーションの結果

34mmを目標とました。

たった2mmの違いという非常に

控えめな数値ですが、大きな変化を

希望されない場合はこの程度の

目標値となります。

 

さて、目頭切開手術にはいくつかの

術式が存在しますが、私はもっぱら

Z法(Z形成術)を用いています。

非常に細かく正確な切開・縫合が求められ

ますが、傷あとの目立ちにくさでは他の

手術術式よりも勝っているのが

一番の理由です。

Z形成術では、上記シミュレーションの

結果に基づいた切開の位置や長さを

事前にデザインしやすく、手術結果も

予想しやすいというメリットがあるのも、

この術式を愛用している理由です。

 

前回の手術直後の写真に引き続き、

術後 1.5ヵ月時の写真です。

PO1.5MO PO1.5MC

まだ少し腫れているために

二重の幅がご希望よりは広い状態です。

傷あとについては、全切開・目頭切開

ともに細い線で目立ちません。

最初の腫れが強かった時期をアイメイクで

乗り切っていただいた影響なのか、二重

ラインとまつ毛の間の皮膚やだけでなく

目頭エリアの色素沈着が目立っています。

 

次回、その後の経過写真を紹介します。

症例写真【全切開重瞼術と目頭切開手術 ①】

2015年12月8日 火曜日

坂クリニック・木下です。

前回のブログ100回達成で安心しきって

しまい、やっと101回目の投稿です。

先週末、天神の福岡市役所前で

始まったばかりの

『Tenjin Christmas Market

立ち寄りました。

IMG_0598

ホットワインで温まりながら

ドイツっぽい(?)クリスマス気分

を味わえるイベントです。

IMG_0610

(食べて飲んでクリスマスグッズを

買いまくるとおサイフは

寒くなります・・・。)

 

さて、久しぶりの症例写真紹介です。

全切開の二重まぶた手術と目頭切開を

受けられた20代の女性です。

 

PreOP Pre OP

数年前に他院で埋没法を受けており

本人が望む幅の二重ラインはすでに

存在しました。しかし、目を開けた時の

ラインのくいこみがすこし浅いため

まつ毛寄りの皮膚にだぶつきが生じ、

既存の奥二重ラインも出現しています。

 

しっかりカウンセリングさせて

いただいた結果をまとめると、

①二重ラインとまつ毛の間の皮膚の

だぶつきをなくしてほしい。

②目頭の切れ込みをもう少し

強くして好みの形にしてほしい。

という希望事項でした。

 

手術のデザインですが、

手術前の二重の幅は11mmでした。

新しい二重の幅を8mm、皮膚切除幅を

3mmに設定しました。

目頭切開は一辺が3~4mmの

Z法(ゼット形成術)で行いました。

PostOP_

上は手術終了直後の写真です。

内出血の赤みが痛々しく見えます。

他院での埋没糸はほぼ全て除去しました。

PO6_

抜糸直後の写真です。(手術後6日目)

まだまだ腫れています。

 次回も術後経過について紹介します。