眼瞼下垂症 ①(原因や症状など)

坂クリニック・木下です。

いよいよ10月になりました。

少しずつ肌寒くなってきましたが

過ごしやすい季節です。

 

今回紹介するのは、久しぶりに

眼瞼下垂(がんけんかすい)症

症例写真です。

モニター患者さんではなかった

のですが、ブログへの写真掲載を

お許しいただき感謝しております。

今回は手術経過写真だけでなく

保険診療での眼瞼下垂症手術の費用

などについても触れていきたいと

思います。

 

ハードコンタクトレンズ使用歴が

40年弱の 50代女性です。

花粉症もあり時々目をこすっていた

ようです。

長期にわたるコンタクトレンズの使用や

目をこする癖といった外的刺激は

腱膜性(けんまくせい)眼瞼下垂症

原因になるとされています。

眼瞼下垂症は先天性(生まれつき)と

後天性(生まれつき以外)に分けられ

ますが、長期の外的刺激や加齢による

腱膜性眼瞼下垂症で来院される後天性

の患者さんが断然多いです。

 

さて、手術前の状態です。

PreOP_ Pre OP_

角膜(黒目)の上1/2近くが隠れた

中等度の眼瞼下垂症です。

見づらさ(まぶたの開けづらさ)を

無意識におでこの筋肉で補っている結果、

まゆ毛の位置が高くなっている

「眉毛挙上(びもうきょじょう)」変化

がみられます。

眼瞼下垂症に伴いやすい変化である

「上まぶたのくぼみ」も目立ち始めて

います。

まぶたの下がりに伴う「二重まぶたの

幅の広がり」も目立ちます。

ご本人の悩みは以下の内容でした。

・目を大きく開けない

・夜になるとまぶたが落ちてきて見づらい

・頭痛・肩こり

眼瞼下垂症の患者さんの多くが

訴える代表的な症状です。

 

≪つづく≫

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