赤坂クリニック・木下です。
今回は、形成外科で手術を行う
機会が多い皮膚良性腫瘍のひとつ、
『石灰化上皮腫』の切除手術の
経過写真を紹介します。
(写真の掲載をお許し下さり
ありがとうございました。)
10代前半の女児で、約 3年前に
自覚した頬のしこりが徐々に
大きくなってきたとのこと。
かかりつけの皮膚科医院から
手術目的で当院に紹介されました。
初診時、頬(もみあげの前方)に
最大 2.5cmの少し盛り上がった
硬いしこりが確認できました。

必要最小限の切開できちんと
摘出する方針とし、局所麻酔下に
1.5cm弱の切開で全摘しました。
典型的な石灰化上皮腫です。

真横から見ると厚さは 1cmでした。

術後6日目の抜糸直後です。↓ ↓

抜糸後 1ヵ月の状態です。↓ ↓

斜め前から見ても特に変形などありません。

傷あとの細い線はあと 2ヵ月ぐらい
ピンク色に見えます。
その間は肌色のテープを貼って
いただくことになります。
参考までに、
この手術は保険診療で行うため、
3割負担の場合、手術手技料は
5,000円弱です。
その他、初診料等が別途必要です。
(手術手技料は縫い寄せた創の長さや
腫瘍の部位によって異なります。)
この投稿は 2016年5月16日 月曜日 12:33 PM に 木下, 症例写真, 皮膚良性腫瘍 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックすることができます。