2015年5月 のアーカイブ

ホクロ切除縫縮手術【眉毛内】

2015年5月30日 土曜日

初の月10回ブログ更新で

独りご満悦の

坂クリニック・木下です。

 

5月最後の更新では、

赤坂クリニックで相変わらず多い手術

である『ホクロ切除縫縮手術』

症例を紹介します。

(写真の掲載をお許しいただき

ありがとうございました。)

PreOP (2) PreOP (3) PostOP

右眉毛内の直径 9 mmのホクロを

切除して縫い寄せました。

(写真は上から順番に術前正面、

術前見上げ、手術終了時です。)

縫い寄せた後の傷あと周囲の変形や

ハゲ(瘢痕性脱毛)がのちのち気に

なりそうな場合は 1 cm近いホクロでも

炭酸ガスレーザーや高周波メスを使用

することもありますが、今回は

患者さんのご希望も考慮して

切除と病理検査を行いました。

 

以下が手術後 2ヵ月弱の状態です。

PO2M PO2M (3)

眉毛内から額にのびる傷あとの線が

まだわずかに赤みを帯びていますが

あまり目立ちません。

眉毛の中を横切る線状の傷あとは眉毛を

分断する細いハゲとして目立ちやすい

のですが、ホクロより内側の眉毛が

手術前から薄かったため手術後に

ハゲが強調されない予定どおりの

結果となりました。

 

病理検査の結果は、軽度の脂肪変性を

伴う色素性母斑(ホクロ)でした。

長崎亭のちゃんぽん

2015年5月29日 金曜日

ちゃんぽん好きの

坂クリニック・木下です。

 

好き嫌いがわかれるようですが

個人的には西区福重の

『長崎亭』が大好きです。

長崎亭のちゃんぽんを知るまでは

リンガーハットぐらいでしかちゃんぽん

を食べていなかったのですが、

約 15 年前に長崎亭でちゃんぽんに

目覚めてしまいました!

しかし福重の長崎亭本店はちょっと

遠いうえに、お昼は駐車場待ちの車が

あふれるため食べたいタイミングで

なかなか食べれません。

その後、博多駅南(現在は別の店?)や

薬院にも支店(?)がオープンしたので

ちょこちょこ利用していました。

最近、なんと那珂川町(本店以上に郊外

ですが・・・)に開店しているのを発見!

IMG_3128 IMG_3129

 本店より駐車場も店内も広いのですが、

時間帯によっては行列ができそうな

雰囲気でした。

さて、ありがちな結論ですが・・・

不便でもおいしいのは本店かも??

瘢痕(傷あと)修正手術【前腕】

2015年5月27日 水曜日

坂クリニック・木下です。

 

今回は右腕の傷あと修正手術の

症例写真を紹介します。

モニター患者さんは20代男性です。

右腕の肘に近いエリアに成熟した

白色線状瘢痕(完全に安定してしまった

傷あと)が密集しています。

このタイプの傷あとを目立たなくする

方法としては、アザやタトゥーで行うような

切除縫縮手術や皮膚移植手術は従来から

ありますが、近年は工夫された植皮術や

フラクショナルレーザー、リハビリメイク

などいろいろな方法が学会などで

発表されています。

しかし広範囲に対応できる良い方法が

いまだ存在しないのが現状です。

 

今回は瘢痕が 4 × 6 cmと狭い範囲に限局

していたこと、短期間で完全に傷あとを

なくしたいというご希望もあったことから、

シンプルに切除縫縮術を選択しました。

Pre PO7

上が手術前、下が手術後 7 日目の抜糸直後

の状態です。

 

下の写真が手術後 1 ヵ月半の状態です。

わざと盛り上げるように縫合していた傷も

ほぼ平らになりつつあります。

PO1.5M

一部茶色に見える色素沈着や

残りの盛り上がりは徐々に

消えていきます。

手術後 3 ヵ月ほどは、縫い寄せたこと

による新しい傷の線がピンク色に見える

期間です。この期間に重要である

 アフターケア(テーピング)を

真面目に続けていただいているのが

伝わってきてうれしいですね。

鼻翼(小鼻)縮小術の傷あとについて

2015年5月26日 火曜日

坂クリニック・木下です。

お濠の蓮の勢力が夏に向けて

ジワリと増してきています。

20150526 (1)

鼻翼縮小術シリーズは、その後の

経過写真がまだありませんので、

手術後の傷あとについてのうんちくで

終わりたいと思います。

 

「まぶた」や「鼻」といった

顔の中でも特に目につくパーツの傷あとは、

美容外科・形成外科においては最大限

目立たないような仕上げが求められます。

 

まぶたの二重(ふたえ)ラインに沿った

傷あとは、本来きれいに落ち着きやすい

という部位的な特徴もあります。

また、目を開けると隠れてしまうため、

あえて見ようとしない限り気になりにくい

かもしれません。

メガネなどで常時カモフラージュも可能

ですし、目を閉じたところをじっくり

観察されない限り、他人からも気づかれ

にくいと思います。

 

それに比べ鼻翼縮小手術後の傷あとは、

不利な条件がやや多いといえます。

皮膚の切除量やデザインにもよりますが、

小鼻が外側に張り出していた形態が

失われるため、小鼻の付け根(外側)に元々

存在した鋭角の溝が直角~鈍角に変化します。

その結果、付け根に残った傷あとが

本人はもちろん他人からも常に見える

位置にさらされてしまいます。

一年中マスクで隠すわけにもいかない

でしょうし、ファンデーションなども

傷あとの凹凸に溜まりやすくかえって

目立つようです。

 

各種傷あとに対しては、傷あとの修正手術

を行うという選択肢もありますが、

小鼻の場合は、限りある貴重な小鼻の皮膚を

傷あとと一緒にさらに切除することになるため、

小鼻の形態を不自然にしてしまう可能性が

高く、積極的にはお勧めできません。

以上、小鼻に目立つ傷あとを残してしまうと

あとあと悩ましい事態に陥りやすいといえます。

傷あとを極力目立たないように仕上げるため、

小鼻にとって無理のないデザインはもちろん、

メスでの切開の角度や、皮膚の深部での縫合

(中縫い)、抜糸の時期等、手術創と周囲の

皮膚の取り扱いに細心の注意を払うことで

対応しています。

20150526 (2)

症例写真 【鼻翼(小鼻)縮小術・手術前後②】

2015年5月25日 月曜日

坂クリニック・木下です。

今回は前回紹介できなかった角度の

鼻翼(小鼻)縮小手術前後の写真

を紹介します。

手術前(上)術後4日目の抜糸直後(下)

です。

PreBV PO4

小鼻の付け根の位置よりもわずかに

外側に張り出していた形状が、

小鼻の付け根の幅以内に収まった

ことがわかると思います。

鼻の穴の形については、

傷のところが鋭角(とがった形)

になると不自然な印象を与えるため、

曲線に仕上げています

 

まだ4日目なので、傷周囲まで炎症

による赤みがありますが、通常は

あと数日のうちに消えてしまいます。

この症例では、小鼻の付け根の余剰な

皮膚を外側から内側(鼻の穴の中)

まで最大幅 4 mm で切除しました。

切除しすぎると『いかにも』な鼻になって

しまうので、手術後に本人はもちろん

他人が見ても不自然な印象を持たれない

ようなデザインを心がけています。

また、正面や斜め前から見たときの

小鼻の形や大きさが極力左右対称に

仕上がるようにデザインしています。

またまた続く・・・。

PO4 (3) PO4 (5) PO4 (4)

症例写真【鼻翼(小鼻)縮小術 ・手術前後①】

2015年5月24日 日曜日

坂クリニック・木下です。

前回の続きです。

今回は鼻翼(小鼻)縮小術の

手術前後の写真を紹介します。

それぞれの角度で手術前(上)

手術後4日目の抜糸直後(下)

写真を並べました。

手術後4日目では傷の周囲がまだ赤みを

帯びているのが普通です。

あまり目立ちませんが軽度の腫れも

通常は伴います。

OP (1) PO4 (3)

正面からは、鼻の穴の方まで皮膚を切除した

ことによる傷あとが見えます。

内側切除を行ったということです)

なんとなく外側に張り出していた小鼻が

こじんまりしたことで、鼻の下半分が

すっきりしました。

ご本人が気にされていた「正面から見える

鼻の穴の大きさ」は少し改善したのがわかると

思います。

鼻翼縮小術は正面から鼻の穴が見えてしまう

状態を積極的に改善させるための手術では

ないため、この程度の変化が限界かと思います。

OP (2) PO4 (5) OP (3) PO4 (4)

左右の斜めから見てみると、鼻翼の付け根に

沿って上方向に延びる傷あとが見えます。

(これは外側切除によるものです)

右の方が傷周囲の赤み(炎症)がやや目立ち

ますが、問題ないレベルです。

手術前と比べ、鼻翼の大きさ(面積)が

明らかに縮小されたのがわかると思います。

また、鼻柱の付け根の高さよりも低かった

小鼻の付け根の位置が高くなりました。

これらの結果、正面からは目立たなかった

鼻先とのアンバランスさが改善されました。

つづく(ひっぱる!?)・・・。

症例写真【鼻翼(小鼻)縮小術 ・術前】

2015年5月23日 土曜日

眼瞼下垂とタトゥーの手術しか

しよらんっちゃない?

と誤解を招きそうな

坂クリニック・木下です。

今回は珍しくテーマを変えて、

小鼻を小さくこじんまりさせる手術

『鼻翼(小鼻)縮小術』

症例写真を紹介します。

モニター患者さんは20代女性です。

①小鼻が目立つ(幅広い鼻に見える)、

②正面から鼻の穴が見える、という

2点がコンプレックスだったようです。

OP (1)

確かに鼻翼(小鼻)が基部(付け根)

よりも少し外側に張り出している

ため、若干幅広い鼻に見えます。

鼻の穴も正面から見えるといえば

見えます。

別の角度から見てみます。

OP (2) OP (3)

 鼻の下半分でアンバランスな点を

あえて指摘するとすれば、

鼻先(鼻尖部から鼻柱にかけて)の

サイズに対し鼻翼が大きめで

存在感が強い印象です。

また、正面からはあまり

気にならなかったのですが、

鼻の穴の間の付け根(鼻柱基部)

の高さに比べ小鼻の付け根の位置が

低い点も、アンバランス感や

小鼻の存在感を強調する一因と

なっているようです。

PreBV

顎の方から見上げてみます。

小鼻の皮膚の厚みと付け根の幅広さ、

鼻の穴の大きさがいずれも

左の方でやや勝っていて

元々の左右差があるといえます。

つづく・・・。

手首~前腕のタトゥー ⑤【経過のまとめ】

2015年5月22日 金曜日

坂クリニック・木下です。

 

一昨日紹介した症例は、1 回目の手術から

4ヵ月半後に2回目の切除を行いました。

さらに、初回手術からちょうど

1年後に3回目の切除を行い、タトゥー

全体をとることができました。

術前

もともと 7 × 9 cm という

この部位にしては大きな絵柄

でしたので、1回の手術でとってしまう

ことはもちろん不可能です。

複数回に分けての切除を計画した場合は、

患者さんのご都合が許す限り

手術と手術の間隔を最低 3ヵ月以上

(理想的には 6ヵ月以上)あけたうえで、

傷あと周囲のつっぱりが十分に緩むのを

待って手術させていただいています。

その方が、結果的に最小限の手術回数

での切除が可能になります。

 

手首に近い部位のタトゥーでしたので

手術するたびに手首が反らしにくく

なっていないか注意を払っていましたが

最後の手術の抜糸から 1ヵ月の時点で

下の写真のように手術していない右側

の手首とほぼ同様に反らすことが

可能でした。

PO 5w_Renamed_by_IWS

手術後2~3ヵ月間は傷あととその周囲が

まだ若干硬く、つっぱり感を自覚する

時期ですので、柔らかくなるまで

もうしばらく様子をみることで、

さらに手首が反らせるようになる

見込みです。

手首~前腕のタトゥー ④【 3回目術後】

2015年5月20日 水曜日

5月後半はブログをがんばりたい

坂クリニックの木下です。

 

過去に3回にわたって紹介した

前腕(手首寄り)tattooの

3回目の手術が終了したので

紹介します。

参考までに手術前の写真です。

術前

前回紹介した下の写真の時点では

Post2ndOP1.5M

2回目の手術まで終了しており

残存する絵柄の範囲は28×55mmでした。

あと1~2回の手術が必要かも?と

考えていましたが、結局

3回目の手術で残りのtattoo全て

を切除することができました。

PO6th_Renamed_by_IWS

写真は手術後6日目の抜糸直後

状態です。

内出血(皮下出血斑)が消えかかって

いる時期のため黄色に見えます。

次に、抜糸から1ヵ月後の写真です。

PO5w_Renamed_by_IWS

皮膚を縫い寄せる際に傷の線に沿って

わざと少し盛り上げていますが、

3ヵ月ほどで平坦化してきます。

傷の線は周囲よりやや硬く、

全長でピンク色に見える時期です。

今後、傷あとの中でも縫い寄せる際に

きつかった部分でピンク色の線の幅が

数ミリ程度広がってきて目立ち始める

可能性もあります。

この期間はひたすらテーピング

がんばってもらうことになります。

反対側とほぼ同様に手首を反らす

こともでき、仕事も特に支障なく

できるとのことで安心しました。

紫外線対策のひとつにどーぞ。

2015年5月19日 火曜日

サイクリングで無防備に日焼けしてしまい

反省気味の坂クリニック・木下です。

20150518

クリニックの窓から見える

まぶしい季節になってきました。

紫外線も強そうです!

(出勤の時間帯は少し雲も

でていましたが・・・)↓ ↓ ↓

20150518 (2)

これからの季節、シミやくすみ

を悪化させたくない方や、

すでにレーザー治療中の方は

紫外線対策が特に重要です。

《塗る》日焼け止めは当院でも

数種類扱っていますが、

最近やっと《飲む》日焼け止めも

扱い始めました。

ヘリオケア

 3年ぐらい前から地味に普及しつつある

内服するタイプの日焼け止め

『ヘリオケアカプセル』です。

【30カプセル入りで5940円(税込)】

私自身も数年前から内服して

効果を実感していますが、

日射しが特に強そうな日や

長時間のアウトドアイベント時は

《塗る》タイプの日焼け止めに

この《飲む》タイプを併用する方が

安心です。