明日・あさっての積雪が心配な
赤坂クリニック・木下です。
今回紹介するのは
30代女性の上腕外側にあるタトゥーの
治療経過です。

レーザー治療でもいい結果が出せそうな
タトゥーでしたが、ご本人の都合もあり
切除縫縮手術を希望されました。
(昨年夏のピコ秒レーザー『PicoWay』
の導入以来レーザー治療のご希望が
増えましたが、タトゥーの切除手術
にも従来どおり対応しています。)
11×4.5 cmの範囲で皮膚を切除して
わざと盛り上げながら縫い寄せました。
細い腕での4.5 cm幅は、切除して縫い寄せる
ことが可能なギリギリの距離です。
(皮膚を盛り上げて縫い寄せるのは
傷あとの幅拡大を最小限に
とどめるための対策の一つです。)
手術後 5日目の抜糸直後の状態です(↓)。

まだ 5日目でもあり痛々しい印象です。
抜糸後からテープの貼付を開始し
途中、テープかぶれとも戦いながら
アフターケアを頑張っていただきました。
手術後 2ヵ月、4ヵ月半、7ヵ月半の写真を
順に並べてみます( ↓ )。

絵柄を幅広く切除したところや
肩に近いエリアほど、傷あとの幅を
広げようとする力が強くかかり続ける
ため、傷あとの完成が遅れます。
そのため、半年以上経過しても一部が
ピンク色に見えたり、実際に傷あとの
幅が数ミリに拡大してしまうことは
タトゥーの部位やサイズによって
ありえます。
さらに数ヵ月かかってしまいますが、
最終的にピンクの色調は消えて
しまいます。
この投稿は 2016年1月23日 土曜日 9:18 AM に タトゥー、刺青, 木下, 症例写真 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
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