赤坂クリニック・木下です。
今回は、「腕のタトゥー」に
ピコ秒レーザーで1回目の
治療後、たまたま長期間経過
した症例写真を紹介します。
タトゥーのレーザー治療後は
通常、色素沈着による茶色が
目立つ期間が数ヵ月以上あります。
特に、その茶色が濃い時期には、
タトゥーの色と茶色が混ざって
見えるため、タトゥーの色が
どこにどのくらい残っているのか
判断しづらい場合があります。
それでも、治療開始後数回目までは
その茶色よりもインクの色の方が
目立つため、1ヵ月半から2ヵ月
程度の間隔で治療を繰り返すこと
も可能です。
しかし、このペースでの治療では、
1回の治療で純粋にどれだけ薄く
なってくれたのかがわかりません。
今回紹介する写真は、ピコレーザー
治療を1回だけ行った後に十分な
時間がたてば、どのくらい色が薄く
なるのか?と気になる方の参考に
なるかと思います。
※タトゥーのレーザー治療では、
待つのも治療の一つなので、
急いで消す必要がない場合は
最低でも4~6ヵ月の間隔を
空けて、しっかり薄くなるのを
待ってから次の治療を行うのも
アリだと思います。
治療前です。↓ ↓

黒一色で濃淡があります。
1回治療後20ヵ月目です。 ↓ ↓

1回の治療で、淡い黒色部分の
ほとんどが消失し、色素沈着
による茶色が部分的に薄く残る
だけになっています。
濃い塗りつぶしや線もインクの
量が減っているのがわかると
思います。
今後も引き続き治療経過を紹介したいと
思います。
【施術の概要】(ほぼ全例において、
①から③の流れで1回の治療が完結
します。)
① 局所麻酔(注射)
② ピコ秒レーザー照射
③ フラクショナルレーザー照射
(フラクショナルモード搭載
炭酸ガスレーザー CO2RE使用)
【リスク・副作用】
<副作用>
・局所麻酔時の内出血
・レーザー照射後の痛み、かゆみ
<短期的リスク>
・局所麻酔薬のアレルギー
・レーザー光線による皮下出血斑
・熱傷(ヤケド)に伴う皮膚変化
(発赤、水ぶくれ、カサブタ、
びらん、潰瘍)
<長期的リスク>
・熱傷治癒後の皮膚変化
(炎症後色素沈着、色素脱失、
肥厚性瘢痕、ケロイド)
【費用(面積に応じて変動します)】
本症例:51~70cm2 の場合
76,000円 / 1回
この投稿は 2018年6月16日 土曜日 1:10 PM に タトゥー、刺青, ピコレーザー【PicoWay】, 木下, 症例写真 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
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