‘木下’ カテゴリーのアーカイブ

症例写真【鼻翼(小鼻)縮小術 ・手術前後①】

2015年5月24日 日曜日

坂クリニック・木下です。

前回の続きです。

今回は鼻翼(小鼻)縮小術の

手術前後の写真を紹介します。

それぞれの角度で手術前(上)

手術後4日目の抜糸直後(下)

写真を並べました。

手術後4日目では傷の周囲がまだ赤みを

帯びているのが普通です。

あまり目立ちませんが軽度の腫れも

通常は伴います。

OP (1) PO4 (3)

正面からは、鼻の穴の方まで皮膚を切除した

ことによる傷あとが見えます。

内側切除を行ったということです)

なんとなく外側に張り出していた小鼻が

こじんまりしたことで、鼻の下半分が

すっきりしました。

ご本人が気にされていた「正面から見える

鼻の穴の大きさ」は少し改善したのがわかると

思います。

鼻翼縮小術は正面から鼻の穴が見えてしまう

状態を積極的に改善させるための手術では

ないため、この程度の変化が限界かと思います。

OP (2) PO4 (5) OP (3) PO4 (4)

左右の斜めから見てみると、鼻翼の付け根に

沿って上方向に延びる傷あとが見えます。

(これは外側切除によるものです)

右の方が傷周囲の赤み(炎症)がやや目立ち

ますが、問題ないレベルです。

手術前と比べ、鼻翼の大きさ(面積)が

明らかに縮小されたのがわかると思います。

また、鼻柱の付け根の高さよりも低かった

小鼻の付け根の位置が高くなりました。

これらの結果、正面からは目立たなかった

鼻先とのアンバランスさが改善されました。

つづく(ひっぱる!?)・・・。

症例写真【鼻翼(小鼻)縮小術 ・術前】

2015年5月23日 土曜日

眼瞼下垂とタトゥーの手術しか

しよらんっちゃない?

と誤解を招きそうな

坂クリニック・木下です。

今回は珍しくテーマを変えて、

小鼻を小さくこじんまりさせる手術

『鼻翼(小鼻)縮小術』

症例写真を紹介します。

モニター患者さんは20代女性です。

①小鼻が目立つ(幅広い鼻に見える)、

②正面から鼻の穴が見える、という

2点がコンプレックスだったようです。

OP (1)

確かに鼻翼(小鼻)が基部(付け根)

よりも少し外側に張り出している

ため、若干幅広い鼻に見えます。

鼻の穴も正面から見えるといえば

見えます。

別の角度から見てみます。

OP (2) OP (3)

 鼻の下半分でアンバランスな点を

あえて指摘するとすれば、

鼻先(鼻尖部から鼻柱にかけて)の

サイズに対し鼻翼が大きめで

存在感が強い印象です。

また、正面からはあまり

気にならなかったのですが、

鼻の穴の間の付け根(鼻柱基部)

の高さに比べ小鼻の付け根の位置が

低い点も、アンバランス感や

小鼻の存在感を強調する一因と

なっているようです。

PreBV

顎の方から見上げてみます。

小鼻の皮膚の厚みと付け根の幅広さ、

鼻の穴の大きさがいずれも

左の方でやや勝っていて

元々の左右差があるといえます。

つづく・・・。

手首~前腕のタトゥー ⑤【経過のまとめ】

2015年5月22日 金曜日

坂クリニック・木下です。

 

一昨日紹介した症例は、1 回目の手術から

4ヵ月半後に2回目の切除を行いました。

さらに、初回手術からちょうど

1年後に3回目の切除を行い、タトゥー

全体をとることができました。

術前

もともと 7 × 9 cm という

この部位にしては大きな絵柄

でしたので、1回の手術でとってしまう

ことはもちろん不可能です。

複数回に分けての切除を計画した場合は、

患者さんのご都合が許す限り

手術と手術の間隔を最低 3ヵ月以上

(理想的には 6ヵ月以上)あけたうえで、

傷あと周囲のつっぱりが十分に緩むのを

待って手術させていただいています。

その方が、結果的に最小限の手術回数

での切除が可能になります。

 

手首に近い部位のタトゥーでしたので

手術するたびに手首が反らしにくく

なっていないか注意を払っていましたが

最後の手術の抜糸から 1ヵ月の時点で

下の写真のように手術していない右側

の手首とほぼ同様に反らすことが

可能でした。

PO 5w_Renamed_by_IWS

手術後2~3ヵ月間は傷あととその周囲が

まだ若干硬く、つっぱり感を自覚する

時期ですので、柔らかくなるまで

もうしばらく様子をみることで、

さらに手首が反らせるようになる

見込みです。

手首~前腕のタトゥー ④【 3回目術後】

2015年5月20日 水曜日

5月後半はブログをがんばりたい

坂クリニックの木下です。

 

過去に3回にわたって紹介した

前腕(手首寄り)tattooの

3回目の手術が終了したので

紹介します。

参考までに手術前の写真です。

術前

前回紹介した下の写真の時点では

Post2ndOP1.5M

2回目の手術まで終了しており

残存する絵柄の範囲は28×55mmでした。

あと1~2回の手術が必要かも?と

考えていましたが、結局

3回目の手術で残りのtattoo全て

を切除することができました。

PO6th_Renamed_by_IWS

写真は手術後6日目の抜糸直後

状態です。

内出血(皮下出血斑)が消えかかって

いる時期のため黄色に見えます。

次に、抜糸から1ヵ月後の写真です。

PO5w_Renamed_by_IWS

皮膚を縫い寄せる際に傷の線に沿って

わざと少し盛り上げていますが、

3ヵ月ほどで平坦化してきます。

傷の線は周囲よりやや硬く、

全長でピンク色に見える時期です。

今後、傷あとの中でも縫い寄せる際に

きつかった部分でピンク色の線の幅が

数ミリ程度広がってきて目立ち始める

可能性もあります。

この期間はひたすらテーピング

がんばってもらうことになります。

反対側とほぼ同様に手首を反らす

こともでき、仕事も特に支障なく

できるとのことで安心しました。

紫外線対策のひとつにどーぞ。

2015年5月19日 火曜日

サイクリングで無防備に日焼けしてしまい

反省気味の坂クリニック・木下です。

20150518

クリニックの窓から見える

まぶしい季節になってきました。

紫外線も強そうです!

(出勤の時間帯は少し雲も

でていましたが・・・)↓ ↓ ↓

20150518 (2)

これからの季節、シミやくすみ

を悪化させたくない方や、

すでにレーザー治療中の方は

紫外線対策が特に重要です。

《塗る》日焼け止めは当院でも

数種類扱っていますが、

最近やっと《飲む》日焼け止めも

扱い始めました。

ヘリオケア

 3年ぐらい前から地味に普及しつつある

内服するタイプの日焼け止め

『ヘリオケアカプセル』です。

【30カプセル入りで5940円(税込)】

私自身も数年前から内服して

効果を実感していますが、

日射しが特に強そうな日や

長時間のアウトドアイベント時は

《塗る》タイプの日焼け止めに

この《飲む》タイプを併用する方が

安心です。

症例写真【上まぶたのたるみ&軽度の眼瞼下垂症②】

2015年4月29日 水曜日

坂クリニック・木下です。

昨日は眼瞼下垂症手術の

術後1ヵ月目までを紹介しました。

 

手術の内容ですが、

二重まぶたの幅を7mmで設定し、

たるんだ皮膚を最大10mm幅で

目尻よりも外側まで切り取りました。

眼瞼下垂症に対するメインの処理として

眼瞼挙筋前転(がんけんきょきん

ぜんてん)法を行いました。

 

参考までに術前の写真です。

(普段どおり正面を見つめて

いただいています。)

PreOP

術後6ヵ月目の状態です。

PostOP6m

 

腫れが完全に消失しているために、

術後1ヵ月目時にまゆ毛の下垂で

強調されていた全体の腫れぼったさ

がなくなっています。

また、普段どおり目を開いて

いただいているだけですが、

黒目もしっかり露出しています。

PostOP6mScar

まぶたの皮膚を伸ばして傷あとを

露出させた写真です。

傷あとは白っぽい肌色に落ち着き、

不自然な凹みもないためノーメイク

でも目立ちません。

症例写真【上まぶたのたるみ&軽度の眼瞼下垂症①】

2015年4月28日 火曜日

月はじめと月末に投稿しがちな

坂クリニック・木下です。

4月前半は京都で開催された

日本形成外科学会総会に吉家院長と

参加してきました。

IMG_0088

とりあえず証拠写真です。

主にレーザー治療や眼瞼下垂症について

勉強してきたので、早速日々の診療に

活かしています。

 

今回紹介するのは、上まぶたのたるみと

軽度の眼瞼下垂症の症例写真です。

50代女性で、知人のお母様です。

しばらくお会いしていなかったのに

わざわざ当院を選んでいただいて

嬉しかったです。

また、ブログへの写真掲載をお許し

いただきありがとうございました。

PreOP

手術前の状態です。

上まぶたの皮膚のたるみや、

黒目の上1/3ほどが隠れている

軽度の眼瞼下垂状態が原因で、

まゆ毛の位置が少し上がっています。

上まぶたの陥凹が目立つのも

眼瞼下垂症に伴いやすい所見です。

PostOP1w

 手術後7日目の抜糸直後の写真です。

腫れのために黒目の露出は制限されています。

まだまだ腫れも目立つため、オーバーな

二重まぶたに見えてしまいます。

PostOP1m

 手術後1ヵ月目の状態です。

まぶたを開けやすくなったために

無意識にまゆ毛を吊り上げる必要が

なくなり、まゆ毛の位置が下がっています。

それが原因で、

まだ少し腫れが残っているまぶたの

皮膚がまゆ毛とともに下がってしまい、

腫れぼったく見えています。

≪つづく≫

 

 

 

 

 

 

 

明日は『しわの日』

2015年4月7日 火曜日

坂クリニックの木下です。

表情じわの日

明日、4月8日は

『しわの日』ですが、なんだか

おめでたくないですね。

わたくしは今晩から院長と

京都での学会に出かけるため、

『しわの日』は京の都で過ごします!

もちろん遊びの予定はなく、

眉間(みけん)にしわを寄せながら

真面目に勉強してきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

package_vial

当院では、眉間(みけん)のたてじわ

目尻の笑いじわひたいの横じわ

アゴの梅干しじわなどに、

アラガン社の正規品である

Botox Vista(ボトックスビスタ)

注射で対応しています。

効果は4~5ヵ月持続します。

無意識に出現させている表情じわが

消えないしわとして刻まれてしまう

前の早めの治療開始が理想的です。

相談できます

上腕のタトゥー切除 ③【 2回目術後】

2015年4月6日 月曜日

坂クリニックの木下です。

 

今回は、上腕タトゥーの2回目

の手術前後の画像を紹介します。

1回目の手術で16×10cm

(皮膚を引き伸ばして計測)

の切除縫縮を行い、

術後3ヵ月目の写真です。

傷あとのうち、タトゥーが一番幅広く

切除された中央1/3のところで

若干の赤みがみられます。

PO3M_Rename残存していたタトゥーを20×6cm

の範囲で切除して一本線に縫い寄せました。

1回目の手術時に比べ皮膚が伸びる余裕が

少なかったため、縫い寄せる際に少し

無理がありましたが、全2回の手術で

絵柄全体をなくすことができました。

PO1W_Rename

写真は手術後1週間目の抜糸直後

の状態です。

傷あとがミミズ腫れのように見えるのは

数か月後に肥厚性瘢痕を生じにくくする

ために、皮膚を縫う際にわざと盛り上げ

ているからです。

2~3か月の経過で平らになります。

上腕のタトゥー切除 ②【1回目術後】

2015年4月4日 土曜日

ブログらしくなってきて

とまどっている

坂クリニック・木下です。

 

昨日のブログで紹介した

上腕タトゥーの治療経過です。

1回目の手術では16×10cm

(皮膚を引き伸ばして計測)

の範囲で切除して、一直線に

縫い寄せました。

術後1ヵ月目の写真です。

PO1M_Rename

 抜糸後は傷あとに対するアフターケア

として常に肌色のテープを貼って

いただくため、皮膚にしわが寄った

ようになっています。