‘美容医療’ カテゴリーのアーカイブ
2015年6月10日 水曜日
赤坂クリニック・木下です。
鼻尖部ホクロの治療経過の続きです。
局所麻酔(注射)ののち、高周波メス
(電気メスとも呼んでいます)で、
ホクロの付け根から1回で切除しました。
写真は切除直後の状態です。

この大きさの傷ぐちが自然に
閉じるまでには 2~3 週間を要します。
その間大変ですが、塗り薬と肌色テープで
傷を覆う処置を 1日 2回のペースで続けて
いただくことになります。
切除後 13 日目の状態です。
傷ぐちがまだふさがりきれていません。
あと1週間ぐらい軟膏とテープを
続けてもらうことになります。

切除後 1ヵ月目です。
傷ぐちはすでにふさがり、
傷あとの赤みが目立つ時期です。

切除後 5ヵ月目です。
赤みも落ち着いてきました。

切除後 11ヵ月目です。
術前の写真と並べてみます。

周囲よりもごくわずかに陥凹して
いますが、最小限の傷あとで
済んだことがわかると思います。
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2015年6月8日 月曜日
赤坂クリニック・木下です。
今回は、50 代女性の鼻尖部ホクロの
治療経過を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)

直径 7 mmでドーム状に隆起しています。
このサイズのホクロが体や手足にあれば、
切除して縫い寄せる方法を選択する
ことが多いです。
鼻尖部(鼻先)は自然な曲線から構成された
美しい形態をもっています。
そして、顔の最前面に位置するため
何らかの変形や病変が存在すれば
最も目につく部位でもあります。
縫い寄せる場合は手術後の変形や傷あとにも
最大限に配慮しなければなりません。
というわけで、そのような術後変形リスクを
回避するために切除して縫い寄せる方法は
選択しませんでした。
つづく・・・。
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2015年6月5日 金曜日
梅雨に備えて髪を切った
赤坂クリニック・木下です。
今回は、 60 代女性の
『上まぶたのたるみとり手術』
の症例写真を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)
たるんだ上まぶたの皮膚が
二重まぶたを隠すようにかぶさって
しまい、奥二重に見えます。

無意識におでこに力を入れて眉毛を
少し引き上げ、たるんだ皮膚の
かぶさりを軽減させようとしています。
二重まぶたのラインに沿って
上まぶたの余分な皮膚を切除し、
二重まぶたのラインをきちんと
作り直す手術である、
『上まぶたたるみとり』を
行いました。
二重まぶたの幅は 7 mmで設定し、
余分な皮膚は 10 mm幅で切除しました。
まぶたの腫れぼったさの改善のために、
眼窩(がんか)脂肪の必要最小限の
減量も行っています。
術後 6 日目です。(下2枚)
まだまだ腫れと内出血(皮下出血斑)
が目立ちます。

術後 3週半です。

腫れは順調に引いてきており、
メイクでのカモフラージュも
有効です。
術後 3 ヵ月です。
(一番下は比較用の術前写真です)


目尻側のたるんだ皮膚のもたつきが
なくなり、二重のラインが取り戻され
ています。
無意識に眉毛を上げることがなくなり
眉毛の位置が下がってきています。
また、眉毛の位置が下がったことで
鼻の付け根の横ジワが少し目立ち始めました。
術後 3カ月の段階で一見仕上がったように
見えますが、傷あとやむくみがまだ完全には
落ち着いてない場合も多く、今後さらに
自然な感じに変化してくると思われます。
この後の写真がまだありませんが
また経過を紹介したいと思います。
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2015年6月1日 月曜日
赤坂クリニック・木下 です。
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2015年5月30日 土曜日
初の月10回ブログ更新で
独りご満悦の
赤坂クリニック・木下です。
5月最後の更新では、
赤坂クリニックで相変わらず多い手術
である『ホクロ切除縫縮手術』
症例を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)

右眉毛内の直径 9 mmのホクロを
切除して縫い寄せました。
(写真は上から順番に術前正面、
術前見上げ、手術終了時です。)
縫い寄せた後の傷あと周囲の変形や
ハゲ(瘢痕性脱毛)がのちのち気に
なりそうな場合は 1 cm近いホクロでも
炭酸ガスレーザーや高周波メスを使用
することもありますが、今回は
患者さんのご希望も考慮して
切除と病理検査を行いました。
以下が手術後 2ヵ月弱の状態です。

眉毛内から額にのびる傷あとの線が
まだわずかに赤みを帯びていますが
あまり目立ちません。
眉毛の中を横切る線状の傷あとは眉毛を
分断する細いハゲとして目立ちやすい
のですが、ホクロより内側の眉毛が
手術前から薄かったため手術後に
ハゲが強調されない予定どおりの
結果となりました。
病理検査の結果は、軽度の脂肪変性を
伴う色素性母斑(ホクロ)でした。
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2015年5月26日 火曜日
赤坂クリニック・木下です。
お濠の蓮の勢力が夏に向けて
ジワリと増してきています。

鼻翼縮小術シリーズは、その後の
経過写真がまだありませんので、
手術後の傷あとについてのうんちくで
終わりたいと思います。
「まぶた」や「鼻」といった
顔の中でも特に目につくパーツの傷あとは、
美容外科・形成外科においては最大限
目立たないような仕上げが求められます。
まぶたの二重(ふたえ)ラインに沿った
傷あとは、本来きれいに落ち着きやすい
という部位的な特徴もあります。
また、目を開けると隠れてしまうため、
あえて見ようとしない限り気になりにくい
かもしれません。
メガネなどで常時カモフラージュも可能
ですし、目を閉じたところをじっくり
観察されない限り、他人からも気づかれ
にくいと思います。
それに比べ鼻翼縮小手術後の傷あとは、
不利な条件がやや多いといえます。
皮膚の切除量やデザインにもよりますが、
小鼻が外側に張り出していた形態が
失われるため、小鼻の付け根(外側)に元々
存在した鋭角の溝が直角~鈍角に変化します。
その結果、付け根に残った傷あとが
本人はもちろん他人からも常に見える
位置にさらされてしまいます。
一年中マスクで隠すわけにもいかない
でしょうし、ファンデーションなども
傷あとの凹凸に溜まりやすくかえって
目立つようです。
各種傷あとに対しては、傷あとの修正手術
を行うという選択肢もありますが、
小鼻の場合は、限りある貴重な小鼻の皮膚を
傷あとと一緒にさらに切除することになるため、
小鼻の形態を不自然にしてしまう可能性が
高く、積極的にはお勧めできません。
以上、小鼻に目立つ傷あとを残してしまうと
あとあと悩ましい事態に陥りやすいといえます。
傷あとを極力目立たないように仕上げるため、
小鼻にとって無理のないデザインはもちろん、
メスでの切開の角度や、皮膚の深部での縫合
(中縫い)、抜糸の時期等、手術創と周囲の
皮膚の取り扱いに細心の注意を払うことで
対応しています。

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2015年5月23日 土曜日
眼瞼下垂とタトゥーの手術しか
しよらんっちゃない?
と誤解を招きそうな
赤坂クリニック・木下です。
今回は珍しくテーマを変えて、
小鼻を小さくこじんまりさせる手術
『鼻翼(小鼻)縮小術』の
症例写真を紹介します。
モニター患者さんは20代女性です。
①小鼻が目立つ(幅広い鼻に見える)、
②正面から鼻の穴が見える、という
2点がコンプレックスだったようです。

確かに鼻翼(小鼻)が基部(付け根)
よりも少し外側に張り出している
ため、若干幅広い鼻に見えます。
鼻の穴も正面から見えるといえば
見えます。
別の角度から見てみます。

鼻の下半分でアンバランスな点を
あえて指摘するとすれば、
鼻先(鼻尖部から鼻柱にかけて)の
サイズに対し鼻翼が大きめで
存在感が強い印象です。
また、正面からはあまり
気にならなかったのですが、
鼻の穴の間の付け根(鼻柱基部)
の高さに比べ小鼻の付け根の位置が
低い点も、アンバランス感や
小鼻の存在感を強調する一因と
なっているようです。

顎の方から見上げてみます。
小鼻の皮膚の厚みと付け根の幅広さ、
鼻の穴の大きさがいずれも
左の方でやや勝っていて
元々の左右差があるといえます。
つづく・・・。
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2015年5月22日 金曜日
赤坂クリニック・木下です。
一昨日紹介した症例は、1 回目の手術から
4ヵ月半後に2回目の切除を行いました。
さらに、初回手術からちょうど
1年後に3回目の切除を行い、タトゥー
全体をとることができました。

もともと 7 × 9 cm という
この部位にしては大きな絵柄
でしたので、1回の手術でとってしまう
ことはもちろん不可能です。
複数回に分けての切除を計画した場合は、
患者さんのご都合が許す限り
手術と手術の間隔を最低 3ヵ月以上
(理想的には 6ヵ月以上)あけたうえで、
傷あと周囲のつっぱりが十分に緩むのを
待って手術させていただいています。
その方が、結果的に最小限の手術回数
での切除が可能になります。
手首に近い部位のタトゥーでしたので
手術するたびに手首が反らしにくく
なっていないか注意を払っていましたが
最後の手術の抜糸から 1ヵ月の時点で
下の写真のように手術していない右側
の手首とほぼ同様に反らすことが
可能でした。

手術後2~3ヵ月間は傷あととその周囲が
まだ若干硬く、つっぱり感を自覚する
時期ですので、柔らかくなるまで
もうしばらく様子をみることで、
さらに手首が反らせるようになる
見込みです。
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