2015年7月6日
赤坂クリニック・院長の吉家です。
前回に引き続き、レーザーによる
タトゥー・刺青除去について書きます。
前回、刺青治療におけるレーザー
の欠点として以下の2点を挙げました。
①『治療回数の多さ』
②『カラフルな色に対応できない場合
がある』
さて、3番目ですが、
『レーザーを当てさえすれば
同じ結果が得られるわけではない』
という点です。
そもそもレーザーによる刺青除去は、
いろんな意味でとても複雑です。
タトゥーに関する知識、
レーザーに関する知識、
皮膚とレーザーの相互関係に関する知識
など、かなり専門的な知識が必要です。
しかしこれらを学ぶ機会や具体的な
情報は少なく、
「Qスイッチレーザーがあるから
とりあえず刺青除去もやっている」
というクリニックが多いのです。
赤坂クリニックにはすでに多くの
レーザーがあり、豊富な人材、蓄えた知識も
あります。
そして今回、
タトゥー治療の革命を起こすといわれている
《ピコ秒レーザー》が導入されます。
すでに海外では、多くの良い治療成績が
学術的に報告されています。
日本では《ピコ秒レーザー》を導入している
クリニックが少なく、治療成績の報告などは
これからですが、大いに期待できます。
私もとても期待しています。
私は、
『すべてのタトゥーを1年以内で除去する』
ことを目標に、様々な工夫をしながら
《ピコ秒レーザー》を使っていきたいと
考えています。
そこで、《ピコ秒レーザー》による刺青治療
の学術モニターを募集したいと思っています。
刺青除去を考えている方は
ぜひお問い合わせください。
↓ ↓ ↓

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2015年7月4日
赤坂クリニック・院長の吉家です。
今回からレーザーによるタトゥー・
刺青(いれずみ)除去について、
私の考えを書いていきます。
刺青で悩む多くの方は、
まずインターネットで検索し、
情報を得ようとするでしょう。
そして、そこには、刺青は数回の
レーザー治療で元の肌に戻ると
書いてあります。
はたして本当にそうなのでしょうか?
現在、レーザーによる刺青除去を
広告しているクリニックはたくさん
あります。
しかし、来院された方に実際に
レーザー治療を勧めるクリニックは
むしろ少ないと私は感じています。
多くの場合、レーザー、切除手術、皮膚移植
(植皮)手術などの長所短所を説明したうえで、
切除や植皮をすすめる場合が多いようです。
それはなぜか?
レーザー治療の欠点って何?
1番の欠点は、『治療回数の多さ』です。
主に海外の医学文献によると、
アマチュアタトゥーの場合 5~ 10 回、
プロが彫ったタトゥーの場合は 15~ 20 回
の治療回数を要すると書いてあります。
1 回レーザー照射した後は皮膚が回復する
までの期間が必要になりますので、
次の治療まで 6~8 週間は待っていただく
ことになります。
すると完全に消えるまでにはいったい
どのくらいの期間が必要になるでしょう?
また 1 回ごとに刺青の面積に応じた費用が
必要ですから、時間の面からも費用の面
からも治療が続かないことが多いのです。
2番目の欠点は、レーザーでは
『カラフルな色に対応できない
場合がある』ということです。
レーザーには特定の色に反応し、
周囲の組織を傷つけずに治療できる
という長所があるのですが、
逆に多色のタトゥーに対しては
複数のQスイッチレーザーがないと
対応できないということになります。
また従来のQスイッチレーザーでは
反応しない色素もあるのです。
つづく。

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2015年6月17日
赤坂クリニック・木下です。
二重まぶたをつくる手術は
重瞼(じゅうけん)術と呼ばれ
美容外科手術の中で最も
ポピュラーといえます。
当院でも一年をとおして
多くの方が受けている手術です。
タイトルの【全切開法】は埋没法
とならんで重瞼(じゅうけん)術の
ひとつの選択肢です。
いわゆる切開法と埋没法の中間に位置
するような術式として「小切開法」
という方法が存在するため【全】切開法
と呼んでいますが、利点と欠点がともに
中途半端な小切開法を行う機会は
ほとんどありません。
今回は全切開による二重まぶた
手術の症例写真を紹介します。
平行型の二重ラインを希望された
20代女性です。
もともとの完全な一重まぶたに対し、
約 5年前から受けてきた複数回の埋没法で
末広型の二重ラインはきちんとあります。
しかし、末広型では理想よりも
目が小さく見えること、埋没法では
ラインが長持ちしにくいとのことで、
切開法による二重まぶた手術を希望
されました。

両側とも目頭に典型的な蒙古(もうこ)
ヒダがかぶさっており、目と目の間が
少し離れて見えます。
このような状態で平行型の二重ラインを
希望された場合は目頭切開手術の併用を
お勧めすることが多いです。
しかし今回は目頭切開の併用なしで、
可能な限り平行型を目指してほしいとの
ご希望でした。
手術では、二重の幅を通常より広めの
左 9.0mm、右 9.5mm幅で設定し、
皮膚切除を左 2mm、右 3mm幅で
行いました。
下は手術終了時です。

つづく・・・。
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2015年6月15日
地味にちゃんぽんネタを発信する
赤坂クリニック・木下です。
先日、佐賀県は武雄・北方にある
野菜大盛りの『井手ちゃんぽん』
を食べてきました。
写真は麺・野菜ともに普通盛りです。

今では天神や姪浜など福岡にも進出して
きたため、いつでも食べられるように
なりましたがたまには本店の雰囲気も
一緒に味わいたくなります。
(ちゃんぽんを食べるためだけに遠く
武雄まで行ったわけではありません。
人気の武雄市図書館に行った帰りに
寄りました!)

長崎自動車道の武雄・北方インターを
おりて佐賀方面に向かってすぐの
国道 34号線沿いには、井手ちゃんぽん
以外にもちゃんぽんが人気の食堂や
ドライブインなどが10軒近くあり
《ちゃんぽん街道》と呼ばれて
いるようです。(井手ちゃんぽん
しか行ったことがないですが・・・)
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2015年6月12日
赤坂クリニック・木下です。
今回紹介するのは
『くぼんだコメカミ』に対する
ヒアルロン酸注入症例の写真です。
加齢に伴いコメカミのくぼみが
目立ち始める方は結構多く、
ヒアルロン酸注入による自然な
改善効果をお伝えすると、注入を
希望される方が増えてきました。
ほっぺたがふっくらしていない方は、
コメカミがくぼんでくることで
ほほ骨の横方向への張り出しが
目立ち始め、輪郭が菱形に変化
してきたと感じ始めるようです。
くぼみの少ないスムーズな曲線からなる
上顔面の輪郭を取り戻すことで、
若々しく柔らかい印象を与えることが
できます。
コメカミのくぼみ(陥凹)に対して
ヒアルロン酸などの注入を行うことで
スムーズな輪郭が得られます。
症例写真は 70代女性で、両側の
コメカミの陥凹が目立っています。

ヒアルロン酸を片側 2.0mlずつ計 4.0ml注入
しました。(モデリスという製品を使用)
《ヒアルロン酸の片側あたりの必要量は、
軽度の陥凹で 0.5~1.0ml以下、
中等度の陥凹で 1.0ml前後、
高度または広範囲の陥凹で 1.5~2.0ml
といったところでしょうか。》
下の写真が注入後 1週間目の状態です。
内出血の跡(皮下出血斑)は生じて
いません。

注入後 2ヵ月の状態です。
自然な形態が維持できています。

ヒアルロン酸は6~8ヵ月程度で
自然吸収されてしまいます。
(吸収までの期間は製品や
注入量により差があります。)
陥凹が目立たない状態を維持するため
には、1年を待たずに吸収状態に応じた
必要量を再注入するほうがよいかも
しれません。
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2015年6月10日
赤坂クリニック・木下です。
鼻尖部ホクロの治療経過の続きです。
局所麻酔(注射)ののち、高周波メス
(電気メスとも呼んでいます)で、
ホクロの付け根から1回で切除しました。
写真は切除直後の状態です。

この大きさの傷ぐちが自然に
閉じるまでには 2~3 週間を要します。
その間大変ですが、塗り薬と肌色テープで
傷を覆う処置を 1日 2回のペースで続けて
いただくことになります。
切除後 13 日目の状態です。
傷ぐちがまだふさがりきれていません。
あと1週間ぐらい軟膏とテープを
続けてもらうことになります。

切除後 1ヵ月目です。
傷ぐちはすでにふさがり、
傷あとの赤みが目立つ時期です。

切除後 5ヵ月目です。
赤みも落ち着いてきました。

切除後 11ヵ月目です。
術前の写真と並べてみます。

周囲よりもごくわずかに陥凹して
いますが、最小限の傷あとで
済んだことがわかると思います。
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2015年6月8日
赤坂クリニック・木下です。
今回は、50 代女性の鼻尖部ホクロの
治療経過を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)

直径 7 mmでドーム状に隆起しています。
このサイズのホクロが体や手足にあれば、
切除して縫い寄せる方法を選択する
ことが多いです。
鼻尖部(鼻先)は自然な曲線から構成された
美しい形態をもっています。
そして、顔の最前面に位置するため
何らかの変形や病変が存在すれば
最も目につく部位でもあります。
縫い寄せる場合は手術後の変形や傷あとにも
最大限に配慮しなければなりません。
というわけで、そのような術後変形リスクを
回避するために切除して縫い寄せる方法は
選択しませんでした。
つづく・・・。
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2015年6月6日
赤坂クリニック・木下です。
今朝のお濠です。

今日は梅雨の間の貴重な晴れ間
みたいでうれしいです。
最近、平日のお休みを利用して
クリニックから徒歩 15分ぐらいにある
『ステーキハウス igarasi』
(中央区港2丁目)でゴージャスに
特選ヒレランチをいただきました。

ランチタイムは予約できないとのことで
早目に食べにいきました。
近所の(?)ビジネスマンでお店はすぐに
満席になっていました。
奮発した甲斐もあり、ステーキは
ジューシーで美味しかったです。
野菜もたっぷりあるのでステーキソースを
もう少し多めに添えてほしかったなという
しょーもない感想をもってしまいました。
次回はステーキとハンバーグがセットになった
メニューを試そうと思います。
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2015年6月5日
梅雨に備えて髪を切った
赤坂クリニック・木下です。
今回は、 60 代女性の
『上まぶたのたるみとり手術』
の症例写真を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)
たるんだ上まぶたの皮膚が
二重まぶたを隠すようにかぶさって
しまい、奥二重に見えます。

無意識におでこに力を入れて眉毛を
少し引き上げ、たるんだ皮膚の
かぶさりを軽減させようとしています。
二重まぶたのラインに沿って
上まぶたの余分な皮膚を切除し、
二重まぶたのラインをきちんと
作り直す手術である、
『上まぶたたるみとり』を
行いました。
二重まぶたの幅は 7 mmで設定し、
余分な皮膚は 10 mm幅で切除しました。
まぶたの腫れぼったさの改善のために、
眼窩(がんか)脂肪の必要最小限の
減量も行っています。
術後 6 日目です。(下2枚)
まだまだ腫れと内出血(皮下出血斑)
が目立ちます。

術後 3週半です。

腫れは順調に引いてきており、
メイクでのカモフラージュも
有効です。
術後 3 ヵ月です。
(一番下は比較用の術前写真です)


目尻側のたるんだ皮膚のもたつきが
なくなり、二重のラインが取り戻され
ています。
無意識に眉毛を上げることがなくなり
眉毛の位置が下がってきています。
また、眉毛の位置が下がったことで
鼻の付け根の横ジワが少し目立ち始めました。
術後 3カ月の段階で一見仕上がったように
見えますが、傷あとやむくみがまだ完全には
落ち着いてない場合も多く、今後さらに
自然な感じに変化してくると思われます。
この後の写真がまだありませんが
また経過を紹介したいと思います。
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