眼瞼下垂症手術について

坂クリニックの木下です。

昨日はかなり久しぶりに

ボーリングを楽しんできました。

全身で投球したつもりですが、

幸い筋肉痛もなく普通に仕事

できています。

ボーリング

さて、今回から

『眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう』

について数回に分けて紹介したいと

思います。

形成外科や眼科では昔から

治療対象であった『眼瞼下垂症』という

「ややマイナー」な病気は、ある時期を

境に一気に「(やや?)メジャー」な病気に

なり、一般に知られるようになりました。

ある時期とは・・・、

忘れもしない9~10年前(?)、

NHKの「ためしてガッテン」などいくつかの

テレビ番組で、『まぶたの下がりを治すと

肩こりや頭痛なども改善する!』といった

感じでややセンセーショナルにPRされた

まさにその時期です。

その影響で全国の形成外科や眼科に

相談に来る患者さんが急増したという

エピソードもありました。

その後も数年おきにテレビなどで

紹介されたり、形成外科医・眼科医からの

積極的な啓蒙活動により「(やや?)メジャー」

な地位が維持されているように感じます。

 

当時、“まぶたの下がり” ➡ “肩凝りや頭痛

を発症”といった一見関係なさそうな症状の

発生メカニズムや、《松尾法》《信州大式》

呼ばれる手術法は、信州大学形成外科の

松尾清教授が形成外科学会や医学雑誌などで

唱えはじめたものです。

その後、全国の形成外科の施設から

肩凝りや頭痛などが確かに改善するという

学会報告も相次ぐなか、メカニズムついての

異論が一部の医師などからありつつも、

松尾理論や松尾法手術は現在の

眼瞼下垂症治療分野に定着しています。

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