赤坂クリニック・木下です。
今回は右腕の傷あと修正手術の
症例写真を紹介します。
モニター患者さんは20代男性です。
右腕の肘に近いエリアに成熟した
白色線状瘢痕(完全に安定してしまった
傷あと)が密集しています。
このタイプの傷あとを目立たなくする
方法としては、アザやタトゥーで行うような
切除縫縮手術や皮膚移植手術は従来から
ありますが、近年は工夫された植皮術や
フラクショナルレーザー、リハビリメイク
などいろいろな方法が学会などで
発表されています。
しかし広範囲に対応できる良い方法が
いまだ存在しないのが現状です。
今回は瘢痕が 4 × 6 cmと狭い範囲に限局
していたこと、短期間で完全に傷あとを
なくしたいというご希望もあったことから、
シンプルに切除縫縮術を選択しました。

上が手術前、下が手術後 7 日目の抜糸直後
の状態です。
下の写真が手術後 1 ヵ月半の状態です。
わざと盛り上げるように縫合していた傷も
ほぼ平らになりつつあります。

一部茶色に見える色素沈着や
残りの盛り上がりは徐々に
消えていきます。
手術後 3 ヵ月ほどは、縫い寄せたこと
による新しい傷の線がピンク色に見える
期間です。この期間に重要である
アフターケア(テーピング)を
真面目に続けていただいているのが
伝わってきてうれしいですね。
この投稿は 2015年5月27日 水曜日 9:23 AM に タトゥー、刺青, 木下, 症例写真, 瘢痕(傷あと)修正 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
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