皮膚の良性腫瘍切除手術【前腕】

早くも福岡が梅雨入りしてしまい

くせ毛が落ち着かない

坂クリニック・木下です。

今回は、皮膚良性腫瘍の手術経過写真を

紹介します。(写真の掲載をお許し

いただきありがとうございました。)

以前勤務していた総合病院でお世話になった

他科の先生からの手術依頼でした。

2 年前に出現したという隆起性の腫瘍で

直径 13 mmでした。

PreOP_

Pre OP_

時々自分でむしってしまい、出血を伴うこと

もあり、徐々に大きくなってきたとのことでした。

手術前の所見でウイルス性のイボ(尋常性疣贅)

が疑われましたが、念のため他の皮膚腫瘍との

鑑別をしておきたかったことや、ご紹介

くださったドクターやご本人の希望も考慮し

切除手術と病理検査を行いました。

手術直後の状態です。

PostOP_

皮膚を縫い寄せる際、

わざと少し盛り上げています。

術後 1 ヵ月半の状態です。

PO1.5M_

今後1~2ヵ月かけて傷あとの赤みや

盛り上がりが目立たなくなります。

病理検査結果は、古い尋常性疣贅

(悪性所見なし)とのことでした。

【尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)が

もう少し小さめで盛り上がりも軽度だったり、

手指などに多発している場合は、一般的な

治療法である液体窒素による『いぼ冷凍凝固法』

(保険適応)で対応することがほとんどです。】

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