赤坂クリニック・木下です。
今月中旬まで学会準備に縛られて
いましたが、その解放感にしっかり
浸ったため、症例写真の紹介も
ボチボチ再開したいと思います。
今回は、「下まぶたのたるみ・クマ」を
改善させるための手術の一つである
『下まぶたたるみとり手術(筋皮弁法)』
の症例写真を紹介します。
当院では、下まぶたのたるみ・クマ改善目的
の手術として、下記の 4種類があります。
① 経結膜脱脂術
② 皮弁(ひべん)法
③ 筋皮弁(きんひべん)法 ←今回の術式
④ ハムラ法
( ハムラ法についての過去の記事は
>>こちら )
《術式を選択する際は、下まぶたのたるみの
程度だけでなく、頬のボリューム低下など
周囲の状態も考慮しながら慎重に決定します。》
術前写真です。
70代女性で下まぶたのふくらみ(目袋)
とともに皮膚のたるみが存在します。
数十年前に同じ手術を他院で受けておられ、
傷あとの白っぽい線が見えると思います。
頬部前面のボリューム(ふくらみ)の低下
もあるため目袋の下のくぼみ(クマ)が
余計に目立つ印象です。
今回の手術では、脂肪の減量後に
たるんだ皮膚を最低限切除し、皮膚と
眼輪筋が重なった「筋皮弁」で下まぶた
のハリを取り戻しました。
術後 5日目の抜糸終了時の写真です。
皮下出血斑を両側にみとめます。
5日目にしては腫れが少なくすみました。