‘ほくろ’ カテゴリーのアーカイブ
2019年8月4日 日曜日
令和元年8月から赤坂クリニックに
新しいレーザー機器が加わりました‼
と言っても、
超最新機種導入!
というわけではありません。
これまでも当院の人気施術である
「ホクロやイボの除去治療」で大活躍し、
安定した効果(結果)が得られている
シネロン・キャンデラ社のスキャナー付き
炭酸ガスレーザー【CO2RE(コア)】の
2台目を導入し、充実の2台体制で
治療対応が可能になったという次第です。
【CO2RE(コア)】は
新しい皮膚細胞の入れ替えを目的とする
「フラクショナル・リサーフェシング」
という美容治療に使用する医療レーザー機器
として、国内で初めて厚生労働省の薬事承認を
取得しており、毎日のように使用する我々医師
としても安心して施術を行える機器です。
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2017年9月2日 土曜日
赤坂クリニック・木下です。
9月が始まりました。
今年も残り4ヵ月、あっという間
に過ぎ去りそうです。
9月最初の症例写真では
『小鼻のすぐ横のホクロ』除去の
経過を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございます!)
この部位のホクロが大きくなると
気になり始める方は多いようです。
太めの毛が生えることも多く
余計気になるようです。
指で鼻先を引っ張ると・・・↓ ↓
ホクロの付け根は直径6.5mmで、
小鼻からではなく、主に頬の皮膚
から盛り上がっていました。
ホクロの色や発毛の再発を避ける
ために炭酸ガスレーザー治療では
なく切除手術を行いました。
切除後の傷あとや変形を最小限に
とどめるために「くりぬき法」で
対応しました。
手術後1週間の状態です。傷ぐちは
まだふさがっていません。 ↓ ↓
手術後2週間の状態です。傷ぐちが
ふさがって間もない状態です。↓ ↓
手術後3ヵ月の状態です。↓ ↓
傷あとは最小限の大きさで
落ち着いています。薄ピンク色に
見えるところは今後さらに周囲の
色にまぎれてしまいます。
手術後3ヵ月の正面からです。↓ ↓
小鼻が引っ張られるような変形を
認めず、傷あとは目立ちません。
周囲の人から傷あとを指摘される
こともないようで安心しました。
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2016年6月27日 月曜日
赤坂クリニック・木下です。
クリニックそばのお濠では
今年も蓮の花が咲き始めました。
今回もホクロ治療ネタです。
【高周波メスや炭酸ガスレーザーでの
ホクロ治療】では、ホクロやイボなどを
「削る(蒸散する)深さ」はもちろん、
「アフターケア」も非常に重要です。
小さなホクロやイボひとつにしても、
きれいに取れてきれいに治ることを
期待してわざわざ来院してくださって
いると思いますので、再発は極力防ぎ
たいですし、最終的な傷あとも極力
目立たない状態に落ち着かせたいと
常に意識しながら治療に当たっています。
実際、個々のホクロの状態に応じて
将来再発しにくい深さまで削ります。
特に、深く削る必要があった場合、
将来的に陥凹した傷あとを残したり、
経過中に傷あとが赤く盛り上がって
(リスク)が高まります。
陥凹した傷あとや肥厚性瘢痕の
ようなリスクは、
ホクロの部位、肌質、生活環境
などの要因も加わるとどうしても
避けられない場合があります。
しかし、
治療後早期に行っていただくご自身
での処置や、傷ぐちがふさがってから
のアフターケアで上記リスクは
最小限にできる可能性が高いため
治療前だけでなく治療後の検診時
などに口うるさく(?)お話し
させてもらっていますので
お付き合いのほどよろしくお願いします。
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2016年6月26日 日曜日
赤坂クリニック・木下です。
前回のホクロ治療経過の続きです。
赤坂クリニックではホクロ治療後の
傷ぐちには、「抗生物質入りの塗り薬
を塗ったうえに肌色のテープを貼る」
というベタな処置を、傷ぐちがふさがる
まで毎日頑張っていただいています。
上の写真は治療後4ヵ月半の状態です。
赤みをおびた傷あとが少し盛り上がって
います。
『肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)』
と呼ばれる状態です。
「くちびるに近いホクロ」を今回のような
方法で治療した場合、その後の経過中に
高い頻度で見られる一時的な傷あとの
変化です。
このような事情から、
今回は傷ぐちがふさがってからも
「肥厚性瘢痕対策としての肌色テープ
貼付」をご本人の支障のない範囲で
半年以上続けていただきました。
同じく8ヵ月目です。↑ ↑
赤みと盛り上がりが少しづつ
改善してきています。
最後が1年後の状態です。↑ ↑
治療前の写真と並べてみました。
治療経過を知っている人が見れば、
なんとなく傷あとが見えてくるかも
しれませんが、赤の他人から指摘
されるような傷あとではありません。
ホクロの再発や発毛も見られません。
正面から見てもくちびるの
ひきつれや変形は認めません。
良好な経過で、ご本人も満足
されていました。
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2016年6月25日 土曜日
赤坂クリニック・木下です。
今回紹介する症例写真は
40代女性の下くちびる(白唇部)
のホクロの治療経過です。
(写真の掲載をお許し下さり
ありがとうございました。)
下口唇(白唇部)の中央に
直径 5mmと3.5mmの
盛り上がりと発毛を伴うホクロが
近接して存在しています。
治療後の下くちびるの変形や
つっぱり感などを考慮すると、
切除して縫い寄せる手術は
選択肢となりづらい症例です。
というわけで、赤坂クリニックの
定番治療のひとつである
【高周波メスや炭酸ガスレーザー】
での治療を検討することになります。
ご本人とよく話し合った結果、
この方法で治療しました。
上の写真は手術後7日目の状態です。
ホクロの形どおりに削った傷ぐちの底
が盛り上がってきつつあります。
同じく14日目の状態です。
傷ぐちは新しい皮膚(表皮)で
完全に覆われてしまいました。
次回、1年後までの経過を紹介します。
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2016年1月19日 火曜日
赤坂クリニック・木下です。
今回紹介する症例写真は
60代男性の右頬ホクロの
治療経過です。
(写真の掲載をお許し下さり
ありがとうございました。)
頬の中央に直径 9.5mmの
盛り上がったホクロがあり
ヒゲを剃る際に邪魔になる
とのことで切除手術を希望されました。
局所麻酔後に、
頬のシワに沿った縫い目になるように
切開と縫合を行いました。
(縫い寄せた後の傷の長さは
2.5cmでした。)
下の写真は手術後6日目の抜糸直後の
状態です。
まだ赤みがあります。
抜糸後はアフターケアとしての
テーピングを開始してもらいました。
手術後の病理検査の結果は
色素性母斑(しきそせいぼはん)・良性
でした。
下の写真が1ヵ月後の傷あとですが、
全く問題なかったためテーピングは
中止してもらいました。
手術後 11ヵ月経過していた先日、
別件で受診された際に傷あとの
経過を見せてもらいました。
肉眼では、よく探さないとわからない
くらいになじんでいて、ご本人も
全く気にならないとのことでした。
(写真のほぼ中央です。
拡大しないと一見わからない
と思います。)
この手術は保険適用で行いました。
傷の長さが 2cm以上~4cm未満でした
ので、3割負担の場合、病理検査代込み
で 15,000円弱です。
(初診料は別途 850円です。)
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2015年8月31日 月曜日
赤坂クリニック・木下です。
あっという間に訪れた8月最終日を
雨天で迎え寂しい限りです。
過ぎゆく夏の空を未練がましく
載せます。
(数日前の台風後の写真です。)
さて今回は10代なかばの女性の
首筋にあるホクロ(色素性母斑・
しきそせいぼはん)の
治療経過を紹介します。
(写真の掲載をお許し下さり
ありがとうございました。)
このタイプはレーザー治療でいくら
粘っても完治しませんので
通常は切除手術の適応です。
色素性母斑の大きさは
15×25 mmでした。
全体を1回の手術で切り取って
縫い寄せることも可能な大きさです。
しかしこのサイズのホクロに対し、
1回で切り取って縫い寄せてしまう手術
(単純切除術)を行うと、傷の長さが
35~45mmになってしまいます。
髪で隠せる場所とはいえ女性の露出部
ですし、この長さの傷あとを残して
しまうのは躊躇します。
そこで、最終的に残ってしまう
傷の長さを少しでも短くする、
手術後の患部のつっぱり感を軽減
することなどを目的に、あえて
2回に分けて切除する方針としました。
形成外科的には『単純切除術』に対し、
『連続切除術』と呼ばれる方法です。
もちろん保険診療の対象です。
夏休みや春休みを利用した、
無理のない切除プランで予定どおり
完全切除しました。
下は 2回目の切除手術直前の写真です。
( 1回目の手術後7か月半経過して
います。)
1回目の手術でできるだけ切除して
いたため、残りのホクロのサイズは
7×24mmでした。
下は2回目の手術後5ヵ月半後の写真です。
手術後3~4ヵ月程度は肌色のテープを
貼っていただきました。
最終的な傷あとの全長は25 mm
ですみました。
まだわずかにピンク色ですが
最終的にはこの色は消えてしまいます。
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2015年6月10日 水曜日
赤坂クリニック・木下です。
鼻尖部ホクロの治療経過の続きです。
局所麻酔(注射)ののち、高周波メス
(電気メスとも呼んでいます)で、
ホクロの付け根から1回で切除しました。
写真は切除直後の状態です。
この大きさの傷ぐちが自然に
閉じるまでには 2~3 週間を要します。
その間大変ですが、塗り薬と肌色テープで
傷を覆う処置を 1日 2回のペースで続けて
いただくことになります。
切除後 13 日目の状態です。
傷ぐちがまだふさがりきれていません。
あと1週間ぐらい軟膏とテープを
続けてもらうことになります。
切除後 1ヵ月目です。
傷ぐちはすでにふさがり、
傷あとの赤みが目立つ時期です。
切除後 5ヵ月目です。
赤みも落ち着いてきました。
切除後 11ヵ月目です。
術前の写真と並べてみます。
周囲よりもごくわずかに陥凹して
いますが、最小限の傷あとで
済んだことがわかると思います。
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2015年6月8日 月曜日
赤坂クリニック・木下です。
今回は、50 代女性の鼻尖部ホクロの
治療経過を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)
直径 7 mmでドーム状に隆起しています。
このサイズのホクロが体や手足にあれば、
切除して縫い寄せる方法を選択する
ことが多いです。
鼻尖部(鼻先)は自然な曲線から構成された
美しい形態をもっています。
そして、顔の最前面に位置するため
何らかの変形や病変が存在すれば
最も目につく部位でもあります。
縫い寄せる場合は手術後の変形や傷あとにも
最大限に配慮しなければなりません。
というわけで、そのような術後変形リスクを
回避するために切除して縫い寄せる方法は
選択しませんでした。
つづく・・・。
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2015年5月30日 土曜日
初の月10回ブログ更新で
独りご満悦の
赤坂クリニック・木下です。
5月最後の更新では、
赤坂クリニックで相変わらず多い手術
である『ホクロ切除縫縮手術』
症例を紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)
右眉毛内の直径 9 mmのホクロを
切除して縫い寄せました。
(写真は上から順番に術前正面、
術前見上げ、手術終了時です。)
縫い寄せた後の傷あと周囲の変形や
ハゲ(瘢痕性脱毛)がのちのち気に
なりそうな場合は 1 cm近いホクロでも
炭酸ガスレーザーや高周波メスを使用
することもありますが、今回は
患者さんのご希望も考慮して
切除と病理検査を行いました。
以下が手術後 2ヵ月弱の状態です。
眉毛内から額にのびる傷あとの線が
まだわずかに赤みを帯びていますが
あまり目立ちません。
眉毛の中を横切る線状の傷あとは眉毛を
分断する細いハゲとして目立ちやすい
のですが、ホクロより内側の眉毛が
手術前から薄かったため手術後に
ハゲが強調されない予定どおりの
結果となりました。
病理検査の結果は、軽度の脂肪変性を
伴う色素性母斑(ホクロ)でした。
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