‘まぶたのたるみ’ カテゴリーのアーカイブ
2015年4月28日 火曜日
月はじめと月末に投稿しがちな
赤坂クリニック・木下です。
4月前半は京都で開催された
日本形成外科学会総会に吉家院長と
参加してきました。
![IMG_0088](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2015/04/IMG_0088-300x225.jpg)
とりあえず証拠写真です。
主にレーザー治療や眼瞼下垂症について
勉強してきたので、早速日々の診療に
活かしています。
今回紹介するのは、上まぶたのたるみと
軽度の眼瞼下垂症の症例写真です。
50代女性で、知人のお母様です。
しばらくお会いしていなかったのに
わざわざ当院を選んでいただいて
嬉しかったです。
また、ブログへの写真掲載をお許し
いただきありがとうございました。
![PreOP](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2015/04/PreOP-300x168.jpg)
手術前の状態です。
上まぶたの皮膚のたるみや、
黒目の上1/3ほどが隠れている
軽度の眼瞼下垂状態が原因で、
まゆ毛の位置が少し上がっています。
上まぶたの陥凹が目立つのも
眼瞼下垂症に伴いやすい所見です。
![PostOP1w](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2015/04/PostOP1w-300x167.jpg)
手術後7日目の抜糸直後の写真です。
腫れのために黒目の露出は制限されています。
まだまだ腫れも目立つため、オーバーな
二重まぶたに見えてしまいます。
![PostOP1m](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2015/04/PostOP1m-300x168.jpg)
手術後1ヵ月目の状態です。
まぶたを開けやすくなったために
無意識にまゆ毛を吊り上げる必要が
なくなり、まゆ毛の位置が下がっています。
それが原因で、
まだ少し腫れが残っているまぶたの
皮膚がまゆ毛とともに下がってしまい、
腫れぼったく見えています。
≪つづく≫
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2014年12月17日 水曜日
先日受験した漢字検定準2級
に無事合格できた
赤坂クリニック・木下です。
![漢検](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/漢検-300x225.jpg)
あくまでも高校在学レベルですが・・・。
一応がんばりました・・・。
さて、長らく続いた眼瞼下垂症手術
シリーズは今回でやっと最終回です。
今回は手術後8ヵ月の写真(上)と
手術前の写真(下)を並べて紹介します。
最初に、正面をフツーに見てもらいました。
黒目の露出量は左右ほぼ対称です。
眼瞼下垂の再発はありません。
![術前 正面](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 正面-300x168.jpg)
最終結果として、右に比べると
左の方がたるんだ皮膚のかぶさりが
やや多く、あとちょっと皮膚を多めに
切除するか、ふたえのラインの高さを
もう少しだけ上に設定しておいても
よかったかもしれません。
このあたりのさじ加減は、手術前の時点で
予測するのが結構難しいところです。
(手術後の眉毛の位置の変化などで左右される
ポイントだからです。)
次に、目を大きく開いてもらいました。
不自然なほどのギョロ目にはなっていません。
![術前 前頭開瞼](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 前頭開瞼-300x168.jpg)
顔を位置を変えずに上の方を見て
もらいました。額のシワをほとんど
寄せずに上を見ることができます。
![術前 上方視](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 上方視-300x168.jpg)
下の方を見てもらいました。
![術前 下方視](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 下方視-300x168.jpg)
8ヵ月経過していますので
腫れや傷あとが気になることは
さすがにありません。
ノーメイクでも手術を受けたこと
自体まず気づかれないと思います。
この患者さんの一連の経過は、一般的な
経過と比較して腫れや内出血も少なく、
傷あとが目立ちにくくなるまでの期間も
短かったといえます。
同じ手術内容でも手術後の経過には必ず
個人差がありますのでご了承ください。
今回のシリーズで写真の掲載をお許し
いただいた患者さんに深謝いたします。
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2014年12月15日 月曜日
赤坂クリニック・木下です。
昨日久しぶりにキャナルシティ博多
に行きました。
![Canal City](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/Canal-City-300x300.jpg)
ユニクロで従来のヒートテックより
値段も暖かさも約1.5倍の『極暖』
肌着を買い込んだ後に、レーザー
治療のセミナーに参加して
真面目に勉強してきました。
さて、ダラダラ継続中の
眼瞼下垂手術ネタです。
今回は手術後2ヵ月と3ヵ月の
写真を紹介します。
まず2ヵ月目の写真です。 ![PO2M-1](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO2M-1-300x168.jpg)
手術後の痛々しさなどは
すでにないかと思います。
![PO2M-2](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO2M-2-300x168.jpg)
二重まぶたのラインより上の皮膚
にまだ腫れが残っていますが、
事情を知らない人からは
気づかれない程度だと思います。
次に3ヵ月目の状態です。
![PO3M-1](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO3M-1-300x168.jpg)
腫れが完全に引いています。
上まぶた特有の薄くしなやかな
皮膚に戻り、目を開けた時も
閉じた時も自然に二重ラインに
かぶさっています。
そしてなによりも、
眉毛を引き上げることなく
(=おでこがリラックスしたまま)
目ヂカラがアップしています。
この効果こそがこの手術の目的です。
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2014年12月11日 木曜日
寒い冬にはやっぱり
アツアツのうどんだねっ!
ということで、先日のランチに
以前から気になっていた
警固交差点から少し赤坂寄りにある
『釜喜利うどん』に行ってきた
赤坂クリニック・木下です。
![かまきり (3)](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/かまきり-3-300x225.jpg)
午後からの仕事に備えて
ゴージャスに「特上肉うどん」
をいただきました。
![かまきり (1)](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/かまきり-1-300x300.jpg)
肉うどんの具としては珍しい
大きく柔らかいお肉は、
食べ応えがありました。
しっかりした出汁との
相性も良かったです。
(麺の個性や特長は舌が不勉強で
よくわかりませんでした・・・。)
さて本題です。
前回紹介した眼瞼下垂症の
手術(眼瞼挙筋前転法)後
1ヵ月時の経過写真で1枚
載せ忘れていました。
私の指で眉毛を引き上げて、
上まぶたの隠れていた傷あとを
撮影したものです。
![PO1M-4](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO1M-4-300x105.jpg)
ピンク色の細い線(傷あと)が
わかるでしょうか?
『まぶたの手術後の傷あと』は
まぶた手術を受ける患者さんの
ほぼ全員が手術前に心配する点
のトップ3に入ります。
(他の点としては、
手術後の腫れや内出血の程度、
最終仕上がりのふたえラインの
左右差などでしょうか)
ある程度のご年齢の方では
まぶたのたるみ(皮膚)を
取りすぎても不自然な仕上がり
になるため、たるみをわざと
少し残すように手術します。
そのため、目を閉じたときでも
残したたるみが傷あとの上に
少しかぶさって傷あとを隠すため
傷あとはほぼ露出しません。
写真のように無理やり露出させない
限り他人からは認識されません。
目を開いているときは、
傷あとそのものは二重まぶたの
ラインと一体化して他人からは
見えません。
むしろ、腫れや内出血の方が他人
から認識されやすいため、目立つ
期間はメイクやメガネで
カモフラージュしていただく
しかありません。
傷あとは手術後最低3ヵ月程度
赤~ピンク色の線に見え、
少し硬い感触も伴うのが
通常の経過です。
その後約半年目までに
白っぽい肌色の柔らかい線に
落ち着きますので
ご安心ください。
最後にうどんの参考資料を載せておきます。
![かまきり (2)](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/かまきり-2-300x225.jpg)
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2014年12月3日 水曜日
髪を切ったばかりで
頭やうなじがかなり寒い
赤坂クリニック・木下です。
昨日の続きです。
手術後1ヵ月経過した写真です。
![PO1M-1](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO1M-1-300x168.jpg)
目を閉じた状態では手術を受けたことを
他人から気づかれないかもしれません。
目を楽に開けてもらった状態です。
ふたえのラインにかぶさる皮膚が
まだ腫れて丸みを帯びているのが
わかると思います。
![PO1M-2](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO1M-2-300x168.jpg)
手術前のようにおでこの筋肉(前頭筋)を
動員することなく(=眉毛を引き上げることなく)、
瞳孔が余裕をもって露出するレベルまで
まぶたが開いているのがわかります。
目を大きく開いてもらったところです。
![PO1M-3](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO1M-3-300x167.jpg)
残っている腫れが目を開くときの
軽い抵抗になっている時期ですが、
おでこの筋肉が手術前よりリラックス
して、眉毛をほとんど引き上げることなく
目がしっかり開いているのがわかります。
参考までに手術前の同じ表情の写真です。
![術前 前頭開瞼](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 前頭開瞼-300x168.jpg)
目を開けづらいのに無理に開けようと
しているため、おでこに深いしわを寄せて
なんとなく険しい表情にも見えます。
続く。
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2014年12月1日 月曜日
赤坂クリニック・木下です。
今年もあと1か月となりました。
師走の赤坂クリニックは特に
忙しいので、気合をいれて
乗り切りたいと思います!
また本日から毎年恒例の
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ぜひこの機会にご利用ください!!
さて、前置きが長かった
眼瞼下垂症についての続きです。
前回までに紹介した患者さんは、
右が中等度、左が軽度の
老人性眼瞼下垂症の診断で
手術を行いました。
手術内容は両側の
(眼瞼)挙筋前転法です。
保険適用で行いましたので
薬剤費等を除いた手術手技料
は3割負担の場合、
43,200円です。
この手術のキモである
眼瞼挙筋腱膜の処理は
松尾法や信州大式と呼ばれる
方法で行いました。
二重まぶたラインの幅(高さ)
は7mmで設定し、
たるんだ皮膚は両側とも
上下方向に10mm幅で
切り取りました。
![術直後 前頭開瞼](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術直後 前頭開瞼-300x168.jpg)
上は手術終了時の写真です。
目尻側の皮膚のたるみ処理のために
縫い目が外側まで伸びています。
手術直後からまぶたの開けやすさと
視野の改善を実感されていました。
下を向くとこんな感じです。
![術直後 下方視](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術直後 下方視-300x168.jpg)
この患者さんは手術直後の
腫れや内出血は軽かった方です。
もう少し腫れたり色が変わる
ことの方が多いです。
下が手術後5日目(抜糸直後)の
状態です。
![PO5 閉瞼](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO5-閉瞼-300x168.jpg)
もちろんまだ腫れてはいますが、
手術後のご自宅での患部の冷却などの
アフターケアをしっかりしていただくと
腫れがひどいことにはなりません。
![PO5 抜糸直後](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/12/PO5-抜糸直後-300x168.jpg)
腫れのためにまぶたの開き具合は
少し制限されている状態で、
手術したわりにはパッチリ感が
乏しい時期です。
続く。
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2014年11月22日 土曜日
自分で書き始めた薀蓄が長すぎて
本題のBefore/After写真にたどり
着けず、自分でもイラっときている
赤坂クリニック・木下です。
お時間にゆとりがある時にでも
読んでいただければと思います。
前回の続きです。
右目は左目同様にたるんだ皮膚は
存在しているのですが、ふたえ
ラインのおかげでまつ毛や視界
にとって邪魔な存在にはなって
いませんでした。
しかし、おでこの筋肉(前頭筋)
を使ってまゆ毛の位置が両側とも
少し高い位置に引き上げられて
いました。
そこで、もう一つの訴えである
②「目が小さくなってきた。」に
ついて診察してみます。
![術前 正面](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 正面-300x168.jpg)
左目の特に外側で特徴的ですが、
たるんだ皮膚がまつ毛や黒目・白目の
一部を隠すようにかぶさってしまう
ため、他人から見た目の形が三角形に
変化し、せっかく目がしっかり開いて
いる場合でも小さな目に見えてしまう
状態です(加齢変化の一つです)。
右目では左とは状況が異なります。
右目の黒目や白目はたるんだ皮膚では
隠されていないのに、左同様に目が
小さく見えます。
この状態が今回のテーマである
『眼瞼下垂症』の典型的な状態です。
写真の患者さんは、先天性、物理的刺激、
(ハード)コンタクトレンズの長期装用
などの誘因もなく、加齢が原因の
『腱膜性(けんまくせい)眼瞼下垂症』
と考えられます。これに皮膚のたるみも
伴っている場合は、言葉は悪いですが
『老人性眼瞼下垂症』とも呼ばれます。
この患者さんの状態は、大まかには
右目が中等度の下垂、左目は軽度の
下垂の状態です。
患者さん自身は、現状が眼瞼下垂症と
呼ばれる状態だとは自覚していない
ことがほとんどです。
![術前 前頭開瞼](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 前頭開瞼-300x168.jpg)
写真はがんばって目を
開いてもらったところです。
まゆ毛もしっかり引き上げられて
いますが、右目の黒目の露出面積は
あまり変わっていません 。
左目は邪魔なたるみのかぶさりを
減らそうとして右よりも眉毛を引き上げ
ているだけでなく、右目の開きの悪さを
補助するために無意識に左目が大きく開く
反応( Hering 現象)が加わって、右目
よりも大きく開いている可能性があります。
![術前 上方視](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 上方視-300x168.jpg)
眼瞼下垂の程度を評価する際の指標の
一つである眼瞼挙筋機能も正確に
計測したところ、左右対称の12mm
でした。
次回、薀蓄減量バージョンへ続く。
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2014年11月19日 水曜日
赤坂クリニックの木下です。
今回から数回に分けて
眼瞼下垂症手術の症例写真を
紹介します。
(写真の掲載をお許しいただき
ありがとうございました。)
①「目元のたるみが気になり始めた」
②「目が小さくなってきた」という悩み
で来院された60代の女性です。
普通に正面を見ていただいているだけ
ですが、おでこや眉間にしわが寄って
なんとなく険しい表情に見えます。
![術前 正面](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/術前 正面-300x168.jpg)
まず、
①の悩みについて診察しました。
元々は “ ひとえまぶた ” だった
とのことで、左目では上まぶたの
たるんだ皮膚がまつ毛にダイレクトに
かぶさってきています。(←ひとえ
まぶたの人の特徴でもあります。)
“ まつ毛の気持ち ” になってみると、
目を開けるたびに乗っかってくる
皮膚が煩わしく、払いのけたい気分
だと思います。
また、かぶさりの程度が強くなるほど
視界の邪魔にもなりはじめます。
そこで患者さんは、目を開くたびに
無意識におでこの筋肉(前頭筋)を
動員して左まゆ毛を少し持ち上げ
(=上まぶたのたるみを引き上げ)、
まつ毛にかぶさる皮膚の払いのけを
手伝ってあげながら、必要な視界を
確保することになります。
幸い右目は、加齢に伴い “ ふたえの
ライン ” が出現していたために、
まつ毛より上のたるんだ皮膚が
“ ふたえライン ” で一度折り返された
あとに、まつ毛側に垂れ下がって
きており、まつ毛にダイレクト
にかぶさる状態から免れています。
まつ毛にとっては皮膚の払いのけが
いつも必要ではない快適な状態でしょう。
しかし、よく見ると左右対称におでこの
シワが寄っていることから、おでこの筋肉
を動員して右のまゆ毛も左まゆ毛と同じ
高さまで引き上げているようです。
続く・・・。
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2014年11月17日 月曜日
赤坂クリニックの木下です。
昨日はかなり久しぶりに
ボーリングを楽しんできました。
全身で投球したつもりですが、
幸い筋肉痛もなく普通に仕事
できています。
![ボーリング](https://www.akasaka-cl.com/blog/wp-content/uploads/2014/11/ボーリング-300x300.jpg)
さて、今回から
『眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう』
について数回に分けて紹介したいと
思います。
形成外科や眼科では昔から
治療対象であった『眼瞼下垂症』という
「ややマイナー」な病気は、ある時期を
境に一気に「(やや?)メジャー」な病気に
なり、一般に知られるようになりました。
ある時期とは・・・、
忘れもしない9~10年前(?)、
NHKの「ためしてガッテン」などいくつかの
テレビ番組で、『まぶたの下がりを治すと
肩こりや頭痛なども改善する!』といった
感じでややセンセーショナルにPRされた
まさにその時期です。
その影響で全国の形成外科や眼科に
相談に来る患者さんが急増したという
エピソードもありました。
その後も数年おきにテレビなどで
紹介されたり、形成外科医・眼科医からの
積極的な啓蒙活動により「(やや?)メジャー」
な地位が維持されているように感じます。
当時、“まぶたの下がり” ➡ “肩凝りや頭痛
を発症”といった一見関係なさそうな症状の
発生メカニズムや、《松尾法》や《信州大式》と
呼ばれる手術法は、信州大学形成外科の
松尾清教授が形成外科学会や医学雑誌などで
唱えはじめたものです。
その後、全国の形成外科の施設から
肩凝りや頭痛などが確かに改善するという
学会報告も相次ぐなか、メカニズムついての
異論が一部の医師などからありつつも、
松尾理論や松尾法手術は現在の
眼瞼下垂症治療分野に定着しています。
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