‘症例写真’ カテゴリーのアーカイブ

症例写真【鼻翼縮小術 ②】

2016年1月27日 水曜日

雪道ウォーキングの翌日

太ももが痛かった

坂クリニック・木下です。

 

前回の鼻翼縮小術症例の続きです。

この症例では、小鼻の付け根の余剰な

皮膚を外側から内側(鼻の穴の中)

まで最大 4 mm幅で切除しました。

 

斜めと横からの写真を手術前(上)

手術後 1ヵ月目(メイクあり)(下)

で並べました。

Before3_ PO1M-3_

 

 

Before4_ PO1M-4_

当然ですが、手術前と比べ鼻翼の大きさ

(面積)が縮小しています。

また、手術前は不明瞭だった

頬と小鼻の境目が、手術後は

自然な溝で区切られているのが

わかると思います。

Before-7 PO1M-7

真横からの写真で、

鼻柱の付け根の高さと小鼻の付け根の

高さが近づいたことや、外側切除の

範囲・術後の傷あとの長さがわかると

思います。

傷あとの線はメイクでうまく隠して

もらっていますが、まだ 1ヵ月目です

のでメイクしなければ全長でピンク色

見える時期です。

そして今回、おまけのような効果ですが、

鼻翼縮小術に伴って「鼻先(鼻尖部)を

中心とした横方向からの鼻の輪郭が

綺麗なラインに変化」したことや、

「鼻先がシャープな印象に変化」した

ことを周囲から指摘されたとのことで、

手術結果を喜んでいただけました。

症例写真【鼻翼縮小術 ①】

2016年1月26日 火曜日

坂クリニック・木下です。

今回は久しぶりに、

小鼻を小さくこじんまりさせる

『鼻翼(びよく)縮小術』

症例写真を紹介します。

 

モニター患者さんは20代女性です。

「口腔外科でのアゴの骨切り手術

による上顎の位置移動」に伴い、

鼻の穴と小鼻部分で鼻の横幅が

広がったとのことで、その改善を

希望されました。

小鼻部分での鼻の横幅だけでなく

小鼻の大きさ(面積)、正面や下から

見た際の鼻の穴のサイズも小さく

したいというご希望がありましたので

鼻翼縮小術(内側+外側切除)を

行う方針になりました。

 

それぞれの角度で手術前(上)と

手術後 1ヵ月日目(メイクあり)(下)

の写真を並べました。

Before1 PO1M-1

外側に少し張り出していた小鼻が

こじんまりし、小鼻の付け根の高さが

少し上に移動したことで、鼻の下 1/3が

すっきりしました。

「正面から見える鼻の穴の大きさ」も

少し改善したのがわかると思います。

Before2 PO1M-2

「下から見える鼻の穴の大きさ」も

少し縮小できたのがわかると思います。

鼻の穴の形状はできるだけ左右対称を

目指して努力していますが、元々の

左右差がありましたので、手術前の

雰囲気(左右差)がどうしても

残ってしまいます。

次回は斜め方向や横からの写真を

紹介します。

症例写真【右腕のタトゥー切除縫縮手術】

2016年1月23日 土曜日

明日・あさっての積雪が心配な

坂クリニック・木下です。

 

今回紹介するのは

30代女性の上腕外側にあるタトゥーの

治療経過です。

pre_ (2)

レーザー治療でもいい結果が出せそうな

タトゥーでしたが、ご本人の都合もあり

切除縫縮手術を希望されました。

(昨年夏のピコ秒レーザー『PicoWay』

の導入以来レーザー治療のご希望が

増えましたが、タトゥーの切除手術

にも従来どおり対応しています。)

 

11×4.5 cmの範囲で皮膚を切除して

わざと盛り上げながら縫い寄せました。

細い腕での4.5 cm幅は、切除して縫い寄せる

ことが可能なギリギリの距離です。

(皮膚を盛り上げて縫い寄せるのは

傷あとの幅拡大を最小限に

とどめるための対策の一つです。)

 

手術後 5日目の抜糸直後の状態です(↓)。

PO5_ (2)

まだ 5日目でもあり痛々しい印象です。

抜糸後からテープの貼付を開始し

途中、テープかぶれとも戦いながら

アフターケアを頑張っていただきました。

 

手術後 2ヵ月、4ヵ月半、7ヵ月半の写真を

順に並べてみます( ↓ )。

PO2M_ (2) PO4.5M_ PO7.5M_

絵柄を幅広く切除したところや

肩に近いエリアほど、傷あとの幅を

広げようとする力が強くかかり続ける

ため、傷あとの完成が遅れます。

そのため、半年以上経過しても一部が

ピンク色に見えたり、実際に傷あとの

幅が数ミリに拡大してしまうことは

タトゥーの部位やサイズによって

ありえます。

さらに数ヵ月かかってしまいますが、

最終的にピンクの色調は消えて

しまいます。

症例写真【眉毛下切開】

2016年1月20日 水曜日

坂クリニック・木下です。

1月は症例写真をできるだけ紹介

しようと思っています。

さて、

上まぶたのたるみを改善

させるための切開手術には、

たるんだ皮膚

「二重まぶたのラインに沿って

切除する方法」

「眉毛の下縁にそって切除する方法」

があります。

今回は後者である『眉毛下切開(切除)』

手術の治療経過を紹介します。

 

上まぶたのたるみ改善を希望された

40代女性です。(10年以上前に

埋没法を受けています。)

Preop_

手術前の写真(↑)では、

無意識に眉毛を少し引き上げて

たるんだ皮膚のかぶさりを

軽減させています。

PO0_

縦方向10mm幅、横方向40mm幅の

皮膚を切除し、細かく縫合した直後です(↑)。

 

手術後 1, 2, 3ヵ月目の写真を順に並べます(↓)。

PO1M (2)_ PO2M_ PO3M_

最初はピンク色の細い線として

認識できた傷あとが徐々に

目立たなくなっていく経過が

わかると思います。

PO4M_ (2)

最後の写真が手術後 4ヵ月です(↑)。

余分な皮膚がなくなり、まぶたを

開く際の抵抗が減ったため、無意識に

眉毛を引き上げてしまうことなく、

楽に目を開けられるようになっています。

(通常の眉毛の位置が下がりました。)

症例写真【頬のホクロ切除】

2016年1月19日 火曜日

坂クリニック・木下です。

今回紹介する症例写真は

60代男性の右頬ホクロの

治療経過です。

(写真の掲載をお許し下さり

ありがとうございました。)

pre_

頬の中央に直径 9.5mmの

盛り上がったホクロがあり

ヒゲを剃る際に邪魔になる

とのことで切除手術を希望されました。

局所麻酔後に、

頬のシワに沿った縫い目になるように

切開と縫合を行いました。

(縫い寄せた後の傷の長さは

2.5cmでした。)

下の写真は手術後6日目の抜糸直後の

状態です。

まだ赤みがあります。

PO6_

 抜糸後はアフターケアとしての

テーピングを開始してもらいました。

手術後の病理検査の結果は

色素性母斑(しきそせいぼはん)・良性

でした。

 

下の写真が1ヵ月後の傷あとですが、

全く問題なかったためテーピングは

中止してもらいました。

PO1M_

手術後 11ヵ月経過していた先日、

別件で受診された際に傷あとの

経過を見せてもらいました。

肉眼では、よく探さないとわからない

くらいになじんでいて、ご本人も

全く気にならないとのことでした。

(写真のほぼ中央です。

拡大しないと一見わからない

と思います。)

PO11M_

この手術は保険適用で行いました。

傷の長さが 2cm以上~4cm未満でした

ので、3割負担の場合、病理検査代込み

で 15,000円弱です。

(初診料は別途 850円です。)

症例写真【ピコレーザーで腕のタトゥー除去】

2016年1月13日 水曜日

坂クリニック・木下です。

すでにタイミングを失っていますが、

あけましておめでとうございます!

今年もブログをボチボチ更新しますので

何卒よろしくお願いいたします!

さて、

赤坂クリニックの昨年最大のニュースは

8月に最新ピコ秒レーザー《PicoWay》

を導入したことでした。

ピコ秒レーザーの導入以来、

タトゥー除去を希望されて

福岡県内各地だけでなく、

山口、大分、佐賀、長崎、熊本など

他県からも来院していただいており

心から感謝しています。

現在最短で1ヵ月半の間隔で治療していますので

すでに複数回の治療を受けた患者さんも

多くいらっしゃいます。

 

新春一発目は、《PicoWay》

によるタトゥー除去治療

の経過写真を紹介します。

 

 写真は肘より上のタトゥーの一部です。↓ ↓

Pre

ピコレーザーを照射後1週間目です。

全体がカサブタで覆われています。↓ ↓

1w

ピコレーザー 照射後1ヵ月目です。↓ ↓

1M

カサブタはすでに剥がれ落ち、

タトゥーが一段階薄くなっているのが

わかるかと思います。

 2回目のレーザー治療は近日中の予定です。

今後も引き続き治療経過を紹介したいと

思います。

瘢痕(傷あと)修正手術【前腕】②

2015年12月21日 月曜日

坂クリニック・木下です。

今年も残すところあと10日となり

ました。

年末に向けて予約もつまっており

気を引き締めてがんばりたいと

思います。

 

今回は右腕の傷あと修正手術後

8ヵ月目の経過写真を紹介します。

>>以前の投稿はこちら

 

20代男性の右肘に近いエリアに

 4 × 6 cmの範囲で密集していた

線状瘢痕を切除して縫い寄せた

症例です。

写真は上から順に

手術前、

手術後 1 ヵ月半、

手術後8ヵ月の状態です。

Pre PO1.5M PO8M_

傷あとのつっぱり感や肘を伸ばす際の

違和感といった自覚症状は、手術後1ヵ月半

の時点から感じなかったとのことです。

縫い寄せる際にわざと盛り上げていた

キズあとはすでに平坦化しています。

一部を除いて傷あとの幅はほとんど

広がることなく細く白い線に

落ち着いています。

手術後に傷あとの辺縁に認めていた

色素沈着はわずかに残存するのみです。

色素沈着がもっと落ち着くまでは

もうしばらく時間がかかりそうです。

症例写真【全切開重瞼術と目頭切開手術 ③】

2015年12月10日 木曜日

坂クリニック・木下です。

『全切開重瞼術と目頭切開手術』の

3回目は、術後 7ヵ月時の写真を紹介します。

     2回目はこちら

     1回目はこちら

 

下に掲載した4枚の写真のうち

上の2枚は比較用の術前写真です。

2枚目のシミュレーション時の写真は

蒙古ヒダを内側に寄せるようにテープを

貼り、手術後に目が開けやすくなることを

想定して、目を大きく開いてもらった状態で

撮影しています。

PreOP simulation_ PO7MO PO7MC

 

気にされていた皮膚のだぶつきが

なくなり、二重のラインも1本に

まとまりくっきりしました。

最初から大きな変化を望まれていなかった

ために目頭切開による変化はわかりにくい

かもしれませんが、目と目の間の距離や

内側の白目の露出範囲はほぼシミュレー

ションどおりに仕上がっています。

内眼角間距離は目標34mmでしたが、

きちんと34mmで落ち着きました。

 

皮膚のだぶつきや蒙古ヒダの存在は

目を大きく開こうとする際に制限を

加えている場合があります。

今回の手術ではそのどちらの制限も

軽減させたため、手術後の写真では

目が大きく開いているのがわかると

思います。(無理せずらくに目を開いて

もらった状態で撮影しています。)

 

傷あとについては、前回紹介した

1.5ヵ月時よりも周囲の色素沈着が改善

したため、より自然で目立たない状態に

落ち着いています。

症例写真【全切開重瞼術と目頭切開手術 ②】

2015年12月9日 水曜日

坂クリニック・木下です。

前回に続き、

全切開重瞼術と目頭切開手術の

症例写真を紹介します。

 

ところで、

目頭切開手術は蒙古(もうこ)ヒダ

の影響で目と目の間が離れて見える

場合などに、その距離を短縮させる

手術です。

短縮させすぎると違和感を与える顔つきに

なるため、手術前には患者さんの希望を確認

しながら慎重にシミュレーションしています。

(といっても、アナログですので写真のように

テープを貼って鏡で確認の繰り返しですが・・・)

simulation_

今回は術前の内眼角間距離(両目頭の

切れ込み先端を結んだ距離)が36mm

でしたが、シミュレーションの結果

34mmを目標とました。

たった2mmの違いという非常に

控えめな数値ですが、大きな変化を

希望されない場合はこの程度の

目標値となります。

 

さて、目頭切開手術にはいくつかの

術式が存在しますが、私はもっぱら

Z法(Z形成術)を用いています。

非常に細かく正確な切開・縫合が求められ

ますが、傷あとの目立ちにくさでは他の

手術術式よりも勝っているのが

一番の理由です。

Z形成術では、上記シミュレーションの

結果に基づいた切開の位置や長さを

事前にデザインしやすく、手術結果も

予想しやすいというメリットがあるのも、

この術式を愛用している理由です。

 

前回の手術直後の写真に引き続き、

術後 1.5ヵ月時の写真です。

PO1.5MO PO1.5MC

まだ少し腫れているために

二重の幅がご希望よりは広い状態です。

傷あとについては、全切開・目頭切開

ともに細い線で目立ちません。

最初の腫れが強かった時期をアイメイクで

乗り切っていただいた影響なのか、二重

ラインとまつ毛の間の皮膚やだけでなく

目頭エリアの色素沈着が目立っています。

 

次回、その後の経過写真を紹介します。

症例写真【全切開重瞼術と目頭切開手術 ①】

2015年12月8日 火曜日

坂クリニック・木下です。

前回のブログ100回達成で安心しきって

しまい、やっと101回目の投稿です。

先週末、天神の福岡市役所前で

始まったばかりの

『Tenjin Christmas Market

立ち寄りました。

IMG_0598

ホットワインで温まりながら

ドイツっぽい(?)クリスマス気分

を味わえるイベントです。

IMG_0610

(食べて飲んでクリスマスグッズを

買いまくるとおサイフは

寒くなります・・・。)

 

さて、久しぶりの症例写真紹介です。

全切開の二重まぶた手術と目頭切開を

受けられた20代の女性です。

 

PreOP Pre OP

数年前に他院で埋没法を受けており

本人が望む幅の二重ラインはすでに

存在しました。しかし、目を開けた時の

ラインのくいこみがすこし浅いため

まつ毛寄りの皮膚にだぶつきが生じ、

既存の奥二重ラインも出現しています。

 

しっかりカウンセリングさせて

いただいた結果をまとめると、

①二重ラインとまつ毛の間の皮膚の

だぶつきをなくしてほしい。

②目頭の切れ込みをもう少し

強くして好みの形にしてほしい。

という希望事項でした。

 

手術のデザインですが、

手術前の二重の幅は11mmでした。

新しい二重の幅を8mm、皮膚切除幅を

3mmに設定しました。

目頭切開は一辺が3~4mmの

Z法(ゼット形成術)で行いました。

PostOP_

上は手術終了直後の写真です。

内出血の赤みが痛々しく見えます。

他院での埋没糸はほぼ全て除去しました。

PO6_

抜糸直後の写真です。(手術後6日目)

まだまだ腫れています。

 次回も術後経過について紹介します。