‘中園’ カテゴリーのアーカイブ
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2016年5月30日 月曜日顔や首のイボ・ブツブツの治療
2016年5月25日 水曜日中園です。
久しぶりの投稿になってしまいました。
当院はイボ・シミ・ホクロのご相談の
患者様が非常に多いですが、
とくに顔や首の「イボ」「ブツブツ」のご相談で
来院される患者様を診察すると
実に様々なタイプがあります。
その種類は、
脂漏性角化症
アクロコルドン
色素性母斑
脂腺増殖症
稗粒腫
汗管腫
線維腫
ウイルス性疣贅
青年性扁平疣贅
顔面播種状粟粒性狼瘡
血管拡張性肉芽腫
老人性血管腫
などなど・・・
日常的に診療する機会が多いものだけでも
これほど多くの種類があります。
実際は上記以外にももっと多くの種類があります。
「イボやブツブツ」の患者様を診察して
診断がつきましたら、治療に入ります。
治療法ですが、これも多岐に及びます。
内服・外用治療や液体窒素療法が効果的なもの。
レーザー治療を行うもの。
レーザー治療でも
ダイレーザーが効くもの、
炭酸ガスレーザーが効果的なもの。
炭酸ガスレーザーでも
イボの病変の深さに応じて
表皮のみの浅い治療で十分なもの、
深い病変で真皮までの治療が必要なもの。
などなど・・・。
患者様からみると、
とても簡単に治療しているように映るようなのですが、
実はいろいろと深く考えながら診療しています。
夕陽を眺めてたそがれた日。
中園
まつ毛のお話し
2016年4月28日 木曜日先日の「リビング福岡」に
睫毛貧毛症
(まつ毛が細く短く少なくなり不十分な状態)
についての記事が掲載されました。
日本美容皮膚科学会雑誌の最新号には
「睫毛貧毛症治療の最前線」(角田美英先生執筆)
という論文も報告されており、
美容皮膚科ではトピックです。
論文によると、
まつ毛エクステ経験者のトラブルとして最も多いのが、
接着剤による充血や痛み 22.9%
アレルギーによる眼の腫れ11.7%
(重複回答あり)で、
その結果、
自身のまつ毛が抜けてしまう経験を
された方もいらっしゃいます。
トラブルを経験した人は予想以上に多い
という印象です。
また、まつ毛は加齢とともに
短く、細く、色が薄くなる
傾向があります。
まつエクやつけまつ毛でトラブルを経験した方や
年齢によりまつ毛が乏しくなった方に
自分自身のまつ毛を育毛する治療薬
「グラッシュビスタ」がお勧めです。
「グラッシュビスタ」は
2014年に日本国内で初めて
睫毛貧毛症治療薬として
厚生労働省から承認された治療薬です。
夜1回専用ブラシで塗ります。
使用開始後1ヵ月で
長さと色の濃さが有意に改善し、
使用開始後4ヵ月後にはさらに効果が大きくなる
との報告があります。
「グラッシュビスタ」1本はおよそ70日分ですので、
1本目から効果を実感できると思います。
中園
札幌レーザーセミナーに参加しました。
2016年4月4日 月曜日美肌をつくる3つの習慣
2016年4月1日 金曜日赤坂クリニック近くの
福岡城跡の桜がとっても美しいです。
毎年さくらの季節になると
診察室からみえる風景に心癒されます。
私が考える
肌にとってとくに大切な
3つの習慣についてご紹介します。
1.肌をこすらない。
2.保湿。
3.紫外線対策。
1.肌をこすらない
前回の肝斑の記事でも書きましたが、
肌を摩擦することで
メラニン色素がつくられ色素沈着になったり、
キメがみだれます。
2.保湿
肌が乾燥すると
肌のバリア機能が低下し、
肌荒れをおこしやすくなったり、
かゆみを生じたりします。
小じわの原因にもなります。
3.紫外線対策
日光を浴びることで
体内でビタミンDがつくられるため
必要なものではありますが、
「日本では、あえて日光浴をしなくても
生体に必要な紫外線量は十分に浴びている」
といえます。
過剰な長期間の紫外線は
シミ・たるみの原因になったり、
皮膚癌の原因になることもあります。
洗顔やスキンケアの際に
皮膚を極力こすらないように気を付け、
保湿剤を塗り、
一年を通して日焼け止めクリームを使用する
というのが私がおすすめするスキンケア法です。
中園
日焼けすると肝斑が濃くなる。
2016年3月28日 月曜日患者様が
「ハワイで日焼けしたらシミが濃くなりました!」
と慌てて受診されました。
とくに肝斑のある方は
うっかり日焼けすると
明らかに肝斑が濃くなることがあります。
私自身も昨年同様の経験をしました。
肝斑はとくに30代以降の
日本人女性に多いシミで
主に両頬に左右対称性に
ぼやーっとしたくすみとして
気づかれることが多いです。
肝斑は
日焼けや摩擦(肌をこする)によって
濃くなります。
月経や妊娠などの女性ホルモンの影響で
濃くなる場合もあります。
濃くなった肝斑もしっかり治療すれば、
改善しますので大丈夫です。
飲み薬(ビタミン剤2種・トラネキサム酸)
塗り薬(美白剤)
の治療を3~4か月続けると
改善する場合が多いです。
さらに
イオン導入(月に1~2回)や
レーザートーニング治療(10回程度)
を併用することで
より効果が期待できます。
春~夏にかけて
紫外線の影響で
肝斑が濃くなる方が多いですので、
何はともあれ紫外線対策を
心がけるとよいと思います。
中園
今年も買いました。
2016年3月17日 木曜日学会に参加しました。
2016年3月14日 月曜日中園です。
週末は、
木下先生は形成外科学会に、
私は皮膚科学会に参加してきました。
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」風です
今回も沢山の演題がありました。
ひとつご紹介すると、
「ダニ混入お好み焼き経口摂取による
アナフィラキシーの1例」
お好み焼き粉やホットケーキ粉中はアミノ酸が豊富で
常温ではダニが繁殖しやすいです。
ダニアレルギーでは
十分な加熱でも変性しないアレルゲンがあるそうで、
ダニが繁殖した粉を使用した食品を食べることで
アナフィラキシーを発症することがあります。
開封後の粉は密封容器に入れて冷蔵庫保存し、
古い粉は使用しないように
気をつけることが大切です。
学会の最中から我が家のホットケーキミックスが気になり、
帰宅後すぐに粉類の整理をしました。(-_-;)
講演準備で忙しい赤坂クリニックです。
2016年3月11日 金曜日4月13~15日に
第59回日本形成外科学会総会・学術集会
(会長:福岡大学形成外科 大慈弥裕之教授)
が福岡で開催されます。
ランチョンセミナーの
「超短パルス発振レーザーの
刺青と色素性疾患に対する効果」
では吉家院長が、
「ピコレーザー:新世代の可能性」
と題したシンポジウムでは
木下先生が講演します。
ピコレーザーは非常に新しいレーザーで
日本にも数台しかなくトピックの分野です。
ピコレーザーの刺青に対する治療効果や
照射後の皮膚病理組織像の検討、
レーザー照射により
皮膚ではどのような反応が
引き起こされるのか?
といった内容を、赤坂クリニックの
二人の先生が発表する予定です。
昨日吉家院長の発表内容の一部を
拝聴しましたが、
完成が楽しみです。
私自身も4月は札幌でレーザーセミナーでの講演
が控えていますので、
そろそろ準備に取りかかろうと思います。
中園
ニキビ最新情報
2016年3月8日 火曜日昨夜は松永佳世子先生のニキビの講演会
へ行ってきました。
松永先生がご講演の中でおっしゃっており、
私自身とても共感することは、
「ニキビは重症化すると
瘢痕が生涯残る可能性があるため、
早期から適切な治療を継続して行うことが大切。」
ということです。
このことを患者様にも知って欲しいと思います。
ニキビの患者様から、
「どの皮膚科に行っても
同じ薬をくれるが効果がない」
と言われて耳が痛いことがあります。
が、よくよく話を伺うと、
薬の塗り方が間違っていたり、
薬を継続できていない場合もあります。
患者様への説明が不十分であるという
医師側の問題もあるかもしれません。
何事もそうですが、
「継続すること」が
結局は確実で近道だと思います。
今年1月にニキビの新しい抗菌薬の塗り薬が
発売されました。
1日1回で効果があることから、
お忙しい方でもお薬を続けやすいと思います。
ニキビでお悩みの方は
皮膚科に相談されてくださいね。
ニキビの過去記事はこちら